生命力

どうやら、出かける時に、生ゴミの処理が若干甘かったらしい。
コバエがちょっぴり出てる。
今こうして、文章が浮かんでる時もちろちろいる。

こればかりは、私の怠慢が原因なので、彼らは悪くない。
彼らは生きんとして生きてんだから、真っ当な挙動。

ちっちゃい体の彼らからしたら広い世界を飛び回ってんのに、こんなニッチな私の近くにぷーんて寄ってくる。たぶん、ショウジョウバエちゃんだ。
羽を持ってるのだからもっと自由に飛びなさいよ。
私の部屋着が赤だから寄ってくるのかもってちょっといま調べながらわかってきたので赤以外の部屋着を着ようかと思う。

ちょっとした隙に、命を繋げようとしてる彼らの生命のパワーに、鬱陶しくなりつつも尊敬する。

ただ、きっと、お互いのメンタル的に爽やかでないと思うので、わたしはちゃんと生ゴミ処理を綺麗にするから、お外のもっと広大な世界を、卑近から遼遠まで、優雅に舞ってくれたまえ。
私の家みたいな、しょーーもないとこで飛ぶために、その素敵な翼を手に入れた訳じゃないのだから。