見出し画像

壁にぶつかったときにどう立ち向かうかという話

IT企業で人事の仕事をしながら、副業でコーチングのプロコーチをしています。また、ノンプロ研(ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会)でGoogle Apps Scriptの勉強をしています。

最近、自分にとっては試練と言えるようなことが起こった。自信を喪失し、この数日は非常に落ち込んでいた。

ただ、この出来事に対して自分のメンタルにどう対処して、今後に生かしていくかという視点で客観視して、少し前を向けた気がするのでその思考のプロセスを今後のために書いておく。


まずは冷静さを取り戻す

落ち込んで感情的なままだと、自分や他人を傷つけてしまう。冷静さを取り戻すことは簡単ではないけれど、「落ち込んでいる自分」「感情的になっている自分」にまずは気づけるようにすることが大事。

自分をコントロールできるのは自分だけだから。
自分の思考・行動・人生に自分で責任を持とう。

内省し、省察する

忘れてなかったことにする、というのでは今後に活かせない。この事象に向き合うことはしんどいけれど、今回の試練を自責で捉えると何が良くなかったのか、今後改善すべきことは何か、再現しないためにはどうすべきか、ということを深く考え、思いつく限り書き留めた。

このメモは毎日開くNotionのトップページに大きく貼り付けておいた。
いやでも毎日目に入る・・!

出来事へのラベルを貼り直す

落ち込んでいるときは「取り返しのつかない失敗をしてしまった」=「自分はダメな人間だ」という思考回路になってしまっていた。

落ちているときこそ、冷静さを取り戻し、この状況を俯瞰的に見る。

時間は巻き戻せないけれど、未来は変えていくことができる。
この出来事に対して否定的なラベルを貼るのではなく、自分にとっての意味づけを変えようと頑張った。(まだ落ち込んではいるけれど・・ガンバル)

若い時にはもっと頻度高く、もっと取り返しのつかないような失敗もたくさんしてきたけれど、人間は壁を乗り越えるほど成長できると思っている。

今日とか明日という時間軸で考えてしまうとしんどさしか残らないけれど、長い人生で後から振り返れば、今回の出来事は私に大きな気づきと成長の機会を与えてくれた時間だったんだと思える気がする。

私は無宗教だけれど、都合の良い時だけ神様が登場するので「神様が自分の慢心に喝を入れてくれたんだ」と思うようにラベルを貼り直した。

自分を応援してくれる人を認識する

壁にぶち当たったときって、「こんな情けないこと言えない」「自分の周りからの評価が下がってしまうのではないか」「こんな些末なことで時間をもらうの申し訳ない」とか無意識に逡巡してしまうと思う。

過去にも壁にぶち当たったときに、誰にも言わずに悩みを抱え込み、自分の中で問題がどんどん膨れ上がり、結果的にめちゃくちゃ周りに迷惑をかけたことがある。限界まできてやっと助けを求めたら、みんな助けてくれたし、誰一人私のことをバカにする人なんていなかったし、失敗を責める人もいなかった。

そんな経験があるので、「私は人に頼るのが下手」「自分で解決しようとしがち」というメタ認知を得た。

今回は自分の中でなんとか解消しつつあるけれど(過去に得たメタ認知があまり生かされていないがw)、いざとなったら頼れる人の顔が浮かんでいるし、その人はきっと私を応援してくれるだろうと思えるので、そのことを忘れないようにしている。

「『自分一人で悩んでいる』という悩み」をわざわざ一緒に抱える必要はないので、それは手放そう。

前向きな思考に転換する

こういうときは日々の過ごし方もネガティブになりがち。この数日の自分は「家が散らかってるけれど家事する気分になれない」「仕事以外はやる気が起こらない」「ごはん食べることすら面倒くさい」というネガティブ思考が占拠していて、家が荒れ放題になっていたし、食生活もひどかった。

でもこのままでは余計に気持ちが塞ぎ込むし、体にも悪いし、家族にも申し訳ないし、この悪い循環を変えるためには思考を変えないと・・・と思った。

行動を変えるにはまず思考から変えるのが大事。

今朝はまず家を整えようと思って、「面倒だな」という言葉を飲み込み、
「朝から30分掃除すれば、1日の残り23時間30分を気持ちよく過ごせる」
「今日作りおきを準備しておけば、2日くらいゆとりを持って過ごせる」
「手作りで栄養のある美味しいごはんを今日の夜は食べられる」
「面倒なことを早めに済ませば、気分良く日曜の午後を過ごせる」
「子供とも遊んであげられる」
「Netflixを罪悪感なく見る時間も作れる(笑)」
というように思考を変えた。

作りおきはこれからやるけれど、掃除は30分で終わらせて家もスッキリして気分が晴れたし、何より掃除に没頭することで余計なことを考えなくて済んだ。

「待っていてもやる気は湧かない。行動し始めてから湧いてくる」と聞いたことがあるけれど、これは真理だなーと思う。

未来に向けて昇華する

今回の件は、以前の私なら落ちるところまで落ちてしまう感じだったが、冷静に考え自分を立て直すことができたのは、コーチングや心理学を勉強しているおかげかもしれない。

コーチングでは「ファウンデーション(土台)を整える」というコーチの1つのスキルがあるけれど、今回の件で「ファウンデーションを早く取り戻す」ということが自分の中で少し早くできるようになった気がする。

そんなプラスのイメージを持って、失敗を失敗だけに終わらせず、未来に向けて昇華していくことが大事かなと思っている。


私と同じように今まさに落ち込んでいる人がこのエントリーを読んで、1人でも救われれば嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?