はじめまして。アオボウシです。

今日からnoteの投稿を始めることにした。

これまで、文章を書くことに憧れながらも、なかなか踏み出せずにいた。新しい元号になって新たに何かを始める人も多いと思う。私にとってはこれが令和の挑戦だ。

私は日本語教師をしている。

外国人に日本語を教えているため、初対面の人には日本語の達人のように思われたり、「英語もペラペラなんでしょ。」と言われたりする。「いやあ、日本語で日本語を教えるから、英語あんまりなんだよねえ」としどろもどろ答えながら、やっぱり英語勉強しなきゃなとチクリと思う。

学習者が書いた文章も添削する。「これは状態を表しているから自動詞ね」「助詞のミスに注意して」。一応専門家らしく誤用を指摘したり、文章の構成などにも言及したりする。文法の説明には、けっこう自信があったりもする。

でも、文章の誤用を指摘して整えることと、文章を一から生み出すことは別ものだ。

文章を生み出すというのは、自分の中にある感情や思考の断片を拾いあげ、それらを表す言葉や表現を選びとり、何らかの形に紡いでいく作業だと思う。心地いいリズムやテンポも必要だろう。

私は自分の中にある感情や思考の断片をきちんと拾いあげて、言葉や表現を選びとることができるのか。まずその前に、文章にして人に伝えたいと思えるような事柄があるのか??

なぜ文章を書くことを躊躇していたのか。
「仕事が忙しくて」「書きたいことが見当たらない」「新しいことが面倒くさい」。全てあてはまるけれど、一番の理由は「文章が書けない自分を見たくなかった」のだと思う。

日本語教師なんだからうまく書けて当然という呪縛。弱みを見せたくないというプライド。

そんなつまらないものは捨て去ることに決めた。

「間違えることは恥ずかしいことじゃないんだよ」。
学習者にいつも言っていることを一番受け入れていないのは自分だった。

まず一歩。今の想いを書くことができた。

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