最近の備忘録。何がしんどいのか？

人事に入社前後のギャップを教えてください。と言われた。
仕事でとても高揚する瞬間と、どうにもならないしんどさがいたちごっこ。

やらなきゃいけないこと、キャッチアップしなければいけないこと、したほうがいいことを必死に追いかけて、だんだん追いつけなくなってきた。

世の中で比べたらホワイト企業に勤めていると思う。残業だって30時間弱でさ。怒鳴られることも、灰皿が飛んでくることもない。周りも優しい。

だけど、毎日毎日これでいいのかと思いながら、必死に準備してギリギリを生きている。必死だと、ギリギリと思っているだけなのかな。もっと必死になれると思う自分もどこかにいる一方で、もうこれ以上できないよという自分がどんどん大きくなってきた。

先輩に、「どれだけやってもかないっこない相手に社会人は出会う。その上でどこまで自分がやれるかだ」と言われた。まさにその段階なのかもしれない。

思いっきり背伸びをして、アキレス腱が切れるギリギリで、私は何をつかみたいのだろうか。

出世したいな。みたいなシンプルな目標の方がいっそ簡単だ。留学したいな。のように。
今自分が掴みたいものはあるんだけど、すごくすごくもじゃもじゃになってよく見えないんだ。

7年目でようやくできるポジションになる仕事を、なれる確証も1mmもなく目指していること。

周囲は過去社内表彰n回みたいな営業の猛者や、社内でとても華とされる部署の経験者、唯一無二のキャリアの持ち主の先輩ばかりだ。唯一無二という点だけは自分にも当てはまるのだが、そういう先輩たちは決して今のポジションを望んでやってきたわけではない人が多い。もっと泥臭い営業をしたほうがいいよと言われるし、したほうがいいのだろうとも思う。

最近、お客様に明確に提案を断られること2回目を経験した。多分同期と比べたらすごく少なくて、少ない分、そして提案にかけた時間はすごく長い分、すごく凹んでしまった。先輩には数をやれば慣れるよって言われたし、同期にももう慣れたよって言われたけど、今の自分は本音ベースでは慣れたくないと思っている。繊細な提案が多いし、プライベートにいきなりズカズカ踏み込まれるのが嫌いな、ベース内気な私だからできる提案があると思いたいから。それはエゴかもしれないし、営業に向いていないのかもしれないが、もう少しだけこの気持ちをもつ甘太郎でいる。ただ自分が営業として強くなれるか、ぼんやりとした不安が迫っている。

慣れると関連して、もう1つもじゃもじゃになる要因は「心を殺す、心を壊されたから平気」というワードを聞く機会が増えたこと。お客様に無碍に断られてもそんなもんだと慣れていて、心に何も来ないから凹まない。自分の提案で周囲に迷惑をかけてもやり通すためならなんとも思わない。上司と上司の間で板挟みになっても心を殺してやり過ごしてきた。とか。私は今まで自分の心にかなり正直に生きてきた。心がやりたくないことは断固回避できるよう必死に行動してきた。それは誇りである一方、恵まれていたのかもしれない。ただ、心を殺してまで、私は強い社会人になりたいと全然思えない。私は資本主義よりも、気持ちを大切にすることに多分こだわりが強くて、自分の気持ち含めて大切にできないなら、続けられない。

こんなにもじゃもじゃするのであれば、営業を辞める・会社を辞めれば良いのではないかとお思いになる方もいるだろう。考えないわけではない。ただ石の上にも3年理論が古いものであっても、地続きの上にキャリアができることを思うと、また今まで積み上げたと言っていいかわからないが積み上げた信頼や経験を思うとまだ、ゼロクリアにしたくない。これからの時代はドローンのようにキャリアを作るそうだ。その考え方にまだ自分は追い付けていない。

4月。もう少しだけ仕事する。一方で色んな人に会ったり、今辞めたら何が手に職として残るかは冷静に整理していきたい。