看護師経験を経て助産師を目指すのも悪くないね。
最近は、新しくバイトを始めまして、その環境に慣れることと仕事を覚えることで必死でした。私のTwitterを読んでくださっている人なら知っているでしょう。なのでテキストみたいなやつ← は作成が進んでおりません。ちょこちょこしているんですけどね。
で、タイトルに書いたことを、なんとなく文章に書き起こしたい気分。
そろそろこの時期になると、助産学校の受験も終わりが近づいているのではないでしょうか。看護学生3〜4年生の方は、今の時期は国試勉強の大詰めでしょう。
そんな中で受験も同時進行で進めている方をTwitterで見かけます。助産師の夢を叶えるべく、不合格でも諦めず受験をリベンジしている方、本当にすごいです。熱意というか夢に対する本気度がとても伝わる。そして中には受験する学校がなく、今年は泣く泣く諦めて看護師として働くことを決意している人も見かけます。
このnoteの1番最初に書いたのですが、私は医療の世界に入ろうと思ったのは「助産師になりたい」からでした。なので看護学生は通過点という感覚でした。専門学校だったので3年生で助産学校を3校受験しました。3校目は県外で、1月の終わりごろだった気が。私も諦められなかったんです。でも3校目は補欠合格でどんなに待っても繰り上げ合格の通知は来ませんでした。仕方なく看護師として働く道を選びました。なので、諦めきれない気持ちも、仕方なく看護師に進む選択をする気持ちも経験したから、すっごくわかります。
そこから手術室に入職し、看護師生活がスタートしました。いやぁ、最初の数ヶ月は本当に苦痛でした。同時期に助産学校に行っている同級生が羨ましかった。
同時期に入職した助産師の名札に「助産師」の文字があることがすっごく羨ましかった。欲しくてたまらなかったものを手にしている人たちが羨ましいと思いながら、なんとなく入った手術室の仕事を覚え、麻酔や器械や手術体位の勉強をしました。
私の場合は、手術室の仕事って案外面白いかも?と、早い段階で思えていたことが救いでした。その気持ちでなんとか勉強も進めていた感じです。そこから、手術の勉強に追われる日々で助産師の夢なんて忘れていました。
3年目の夏に退職したのですが、それまでの期間で本当にいろんなことを学びました。手術室看護師として必要な知識を100%学べたわけではありませんが、麻酔について、帝王切開について、グレードAカイザーのシュミレーションと本物の経験、産科に関連する手術はかなりいろんな症例を見て経験させてもらいました。
そして現在は、小児科のクリニックで短期バイトしているので、流行しやすい疾患、予防接種について、乳幼児検診について、小児科と産科の出産後の連携について、こんなことも学べて経験も積めています。
長くなりましたが、私が考えたことは、看護師経験を挟んで助産師を目指すこと、ストレートで助産学校に行けなかったこと、これを悪だとか、落ちこぼれたとか、決してマイナスな方に考えないでください。全く無駄じゃないです。むしろ良い寄り道です。
私は思いました。
もしストレートで助産学校に行っていたら何かに特化した助産師になれない。
麻酔のことなんてこんなに知識も身に付いてない。帝王切開のことなんて詳しく知らない。グレードAになった時のオペ室側の動きなんて知らない。手術看護についてなんて、オペ看になってなかったら一生勉強していない。産科と小児科の連携について実際に見ることなかったと。
これが働き出して産科・麻酔科・手術室と密なやりとりやカンファレンス、勉強会等が行われている病院なら良いのですが、そんなとことあるのかな、、、。
どこもそのような時間をとれるほど余裕もないと思うんです。
なので、ストレートで行けなかった方達、どうかネガティブにならないで、4月から配属された部署で学べることは学んで身につけてリベンジするのはありです!!むしろ、ストレートで行った方にはない強みが身につくかもしれません。
このようにポジティブに考えましょう。
そしてもう一つ良い点があります。お金です。
2年以上働いたら、ハローワークから学費の援助が受けられます。
そして、2ヶ月に1回、生活費の補助も受けられます。これめちゃくちゃ良くないですか??対象となる学校に限りますが、金銭的なサポートが受けられるなんて
私はすごくありがたいと思いました。お金の件については、看護学生のころは知りませんでした。こんな支援があるなんて、感謝ですよね。
ストレートでいければ、その分助産師としてのスタートも早いです。私が看護師経験を積んでいる間に、その人たちは助産師としてのスキルをどんどん磨いていってます。でも、だからと言って悲観的になることない。別の分野での強みが身についています。
私は手術室での経験は強みと思っています。退職するときも、産科の先生から
「カイザーができる助産師が欲しい!戻ってきて?」「あなたが助産師になれば超緊急の時オペ看待たなくても、手術室に移動しなくても病棟内でカイザーできるようになるじゃん!産科医としてはいてほしい存在になる」こんなことも言ってくださいました。そして、今小児科クリニックで経験していることも強みにしたいと思っているので、ただ仕事するではなく、学びに変えていけるように心がけています。
私はどんな助産師になるのか、まだ学生スタートしていないので全く想像がつかないのですが、分娩介助もできる+帝王切開の器械出しもできる・麻酔の観察もわかるという部分なら、同期にはない強みにできるんじゃないか?と思っています。
クリニックに行くと、助産師が器械出しする施設もあるらしく、上に書いたような助産師は正直普通にいるみたいですので、そんな堂々と強みにする!!なんていうのも痛い奴になりそうですけど、私が言いたいのは、ストレートで行けなかったことに落ち込む必要はない。遠回りも悪くないよ。ってことです。
だから、大丈夫!!って伝えたい。
絶対に突破しないといけない、看護師国家試験。
みんな、がんばれ!!
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