スマホ依存者がTVに感動した話。

最近は、誰もがスマホを持つ時代になりました。
そんな私は、スマホ大好き人間です。
本日、3か月振りにTV番組を観た結果、「スマホはTVに勝てない」と思ってしまいました。

まず、私が最後に観た記憶が残っているTV番組は、年末のアメトーークです。
この番組によって、「面白い人間になりたい」と志すようになりました。
しかし、年明けから、おはようからおやすみまで研究室に籠る生活になりました。
研究室以外の時間は、部屋のベッドで横たわり、YouYubeを観たり、ネットサーフィンに明け暮れたり。

スマホばっかりやっていると、TVのリモコンを探すのすらめんどくさくなります。
また、ネット記事やら、YouTubeの動画やらは、せいぜい5分程度で終わるものが大半です。
一方で、TV番組はCMが入るまでに15分くらいあります。
私は15分も集中してTV番組を観る体力すらなくなりました。

しかし、晴れて大学を卒業し、春休みに入り、実家に帰省しました。
一人暮らしの頃は、床やベッドで転がりながらスマホをいじっていても誰も怒りませんでした。
しかし、実家にいるとさすがに、床で寝ていると怒られます。
完全によそ者になった私の部屋も、実家にはありません。
その結果、椅子に座っておとなしくTVを観る以外の選択肢がなかった私は、バラエティー番組を観ることにしました。

観た番組は「世界一受けたい授業」の2時間スペシャルです。
番組の内容はもちろんですが、「TV番組」そのものに非常に感銘を受けました。
今からその感動ポイントを共有します。

①一度に多くの内容を学べる
番組は、料理の裏技、アカデミー賞を受賞した話題の映画、さらには海外の教育方法についてなど、幅広い内容を含んでいました。
スマホだと、自分が興味のあるタイトルのものしか見ようと思いません。
しかし、TVは座っているだけで、自分が知らなかった情報を得ることができました。

②内容が印象に残る
番組には、専門家をお招きして、授業やクイズ形式で、情報を発信していました。
プロの解説ももちろん分かりやすいのですが、進行役が要約したり、ゲストのコメントによってより内容が記憶に残るようになりました。
案外、ネットサーフィンの内容は、数時間後には忘れてしまいます。
ですが、TVだとやり取り自体が面白いので、面白い記憶と一緒に番組で学んだ内容が記憶に残りました。

③プロの会話術を学べる
②でも述べたように、番組には司会やゲストがたくさんいました。
芸人さんがボケとツッコミをする。
他の人もコメントを面白おかしくする。
さらにツッコミすることで場が盛り上がる。
画面越しに、ボケのパターンやバリエーション、ツッコミの種類などを学ぶことができました。
ネットでも「途切れない会話術!」とか色々出回っています。
YouTubeでも多くの人がおしゃべりをしています。
しかし、大人数で1つのテーマについてしゃべり続けることは、TV番組ならではなのかと思いました。


そんな感じで、久々のTVは本当に学ぶことが多かったです。
もちろん、スマホは便利で面白いです。
ですが、スマホは手軽すぎるせいで、内容も安っぽいのではないか、と思いました。
スマホで時間を「浪費」するくらいなら、TV番組を観て、新たな知見を得た方がいいなあ、なんて思いました。

という訳で、これからは時間ができたら、TVを観ようと思います。
…と言いつつ、4月からの寮にはTVがないんですけどね。

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