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招待券・ベイスターズ対楽天イーグルス

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仕事上がりに、以前ベイスターズ戦の見られる立ち飲み屋で知り合ったお姉さんを誘い、ハマスタに行った。
しかしこの日の私は、仕事上がりなのに酒を煽る気にもあまりなれず、試合展開もしょっぱめだったので、省エネモードのままで試合を観てしまった。


しかもこの日の招待券はビジター外野席の近くの席(三塁側内野C席)だったこともあり、楽天応援団との距離も近かったけど、楽天応援団の演奏隊が、ハイレベル過ぎてどうかしてた。

太鼓のリズムの刻み方は安定してるし、トロンボーンが重厚感のあるハモリを加え、トランペットは高音を容赦なく当てまくる。
楽天応援団の楽器演奏に対し、試合の序盤は「違和感のある音をほとんど出さず、品のいい演奏隊だなー」と心地よく聞いていた。
でも試合が佳境になるにつれ「いやコレは徹底的な基礎がある上で演奏されてる」「アレンジ部分も行き当たりばったりではなく、場を読みながら、経験や理論含めで演奏されてるな」と気づいてからは、頭脳派とされる投手の投球術を見ているかのような、熱さの中に冷静な俯瞰も感じ、いとも簡単にハートを鷲掴みにされてしまった。


いや味方の応援そっちのけで、同行者が相手チームの応援に気を取られてしまうなんて、お姉さんからしても、つまらん誘いだったろうよ。ちょっとした事故だったかもしれない。
それにシラフの私なんて、寝起き並みにつまらんのに!自分から誘っておきながら、何というヤツだ。無礼にも程があるヤツ!
でもせっかく去年立ち飲み屋で知り合ったばかりな「友だちになる途中の間柄」だし、次回は悔い改めよう。迷ったら酒の力も借りよう。

今の私は「ベイスターズファン」というより「野球ファン」の部分が強くなっているので、彼女とベイスターズに対する「温度感の不一致」はあるけど、私は彼女の愛読書のひとつと言っていた、村上龍の「走れタカハシ」も読んだ。
たぶん、彼女から見れば、シラフの私はイイ子ちゃん過ぎるのかもしれない。そこは反省する。次回登板に向けて。

シラフを恥じるなんて狂っているけれど、それくらいの狂いをチャームポイントにしてね。

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