5月の枝葉(1)

どちらかと言えば、しがなく生きてる割にも「日記に書く出来事」が、それなりにある側の私だけど、日記に書く気力体力が足りなくて、ゼーゼーしてる。
どれを書こうか、書くまいかとしているうちに、月日が経って、マァ大変!
でも短めでもいいから、中途半端に寝かせるよりは形にしてみよう!と、勢いで日記を書いてみます。


5/6
<筒香の帰還した日>
ゴールデンウイークの最終日。
この日は筒香復帰記念の「筒香割」という、225円の限定立ち見チケットで野球観戦をした。

試合前には同じくベイファンな、インターネットの友人(新社会人!)を誘い、伊勢佐木モールの文明堂でお茶をしたり、うだうだと。

若者よ、社会に慣れないうちは気力体力共にしんどいだろうけど、こうして美味しいもの食べながら、すきなことを喋っている姿を見ていると、オバちゃんすこし安心したし、しんどそうなら、また遊びのお誘いするさ!
酒が飲めなくてもいい。今度はラマイへスープカレー食べに行ってもいいし、サモアールのオムライスもいいよね。私に任せて!


友人とは別のチケットで入ったので、別々の席で観戦し、
試合は8回裏、諦めムードの中、筒香の3ランホームランで鮮やかな逆転劇!
歓声湧き上がる横浜スタジアム!!!

私はそのタイミングで買い出しに行ってしまい、筒香のホームラン自体は見れなかったけれど、ベースを走る筒香とファンたちの歓喜には間に合い、万歳三唱に加わった。

しかし歓喜の輪の隅の方、DeNA初期の筒香ユニを着たオッちゃんが縮こまりながら男泣きしている姿を見て、なんというか、コッチまでもらい泣きしそうになった。
しばらく押し入れに眠っていたと思われる、DeNA初期からだと10数年かな?年季の入ったユニフォームと、年季の入った愛。
オッちゃんも若手の頃からずっと筒香を追いかけていたんだろうし、今日に至る日々に関して言えば「この夜をずっと待ちわびてたんでしょ?」

なにかしらの夢が正夢になったら、私もあんなふうに泣くのかな。





5/19
<深夜3時の野球観戦>
私は休日の使い方がヘタクソだ。
土曜日は遅起きして、夕方関内で所用を済ませた後、野毛で無駄に立ち飲みして帰った。
日曜日はAM3時起きで今永の登板を見た後、二度寝。菓子パン食べてダラダラ。
なんにもしてないな。でも若干こういう休日にも憧れていたのだろうか。


いつか別エントリーで熱く語りたいところもあるけれど、私は今永昇太の投球が大好きだ。
絶好調な時の今永は、ノビのあるストレートと落ちる球でビシバシと三振の山を築いていくけれど、それだけじゃない。

横浜スタジアムのある関内の街は、週5で私が勤務している街でもあるので、良くも悪くも庭みたいな所だ。
でも仕事上がりのナイターで、調子がいい時の今永が投げる球を見ていると、不思議な感覚があった。

安定した下半身と鞭のようにしなる腕から、キャッチャーミットへ放たれる今永の白球で、催眠術のように惑わされれば、数十メートル先にあるマウンド上での出来事でも、果てしない場所での出来事に思えた。
そして庭のような街すら、すこし伸縮しているかのように感じて、アレがスケール感……なのかな?


メジャーリーガー相手に投げる、今永の登板。
以前は仕事上がり、数十メートル先のマウンドが、テレビの向こう側だと1万キロ先の世界で、ついでに時差まである。
でも食い入るように投球を見ていると、世界が伸縮している気もして、意外に近所な気もするし、逆に私がアメリカにいるのかもしれない。
絶対にそんなことありえないけれど、そんな気にもなるから、私は今永昇太の投球が大好きなんだと思う。

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