It’s very important to … と It’s of great importance to … の違いを複数のAIを使って“深堀り”してみた結果分かったこと。
今回取り上げた表現は It’s very important to … と It’s of great importance to …で、どちらも「…することはとても大切だ」という意味があります。.
It’s of great importance は “of + 抽象名詞” として参考書などで目にしたことがあると思います。そして It’s very important to save money. = It’s ( ) great ( ) to save money. などの書き換えもよく試験で出題されます。
もちろんこの2つは類似の表現ですが、そこに何か違いがあるのかどうかが気になって今回“深掘り”してみました。
調べるのに使ったAI は次の5つです。
① ChatGPT
② Copilot
③ Gemini
④ Perplexity
⑤ Claide
⑥ リートン
特に It’s of great importance to ... を主に取り上げます。
まずは It’s very important to ...です。
It’s very important to;
⇨ カジュアルな会話でよく使われる
⇨ 何かの重要性を強調する普通の文
次は It’s of great importance to... です。
It’s of great importance to;
⇨ 少しフォーマルでit’s very imortant to より重要性をより強調する
⇨ 主題の重大さを強調するために、正式な文章やスピーチで好まれるかもしれない。
⇨ 洗練された響きがあり、学術的な教材で使われるかもしれない
⇨ 重要度をより強調する
⇨ さらに高い重要性を意味する
⇨ もっとフォーマルで強調されたトーンがある
これらの回答をまとめると、
① It’s important to ... は直接的でカジュアルな表現である。
② It’s of great importance to... はより重要性を強調する。
③ It’s of great importace to の方が It’s very important よりもフォーマルで、正式な文章やスピーチで用いられる。
It’s of great importance to ... は会話の中で聞いたことは一度も聞いたことがないので、フォーマルな書き言葉だとは推測できましたが、「より重要性を強調する」表現だと分かったのは新しい知識が増えました。
ネイティブが回答してくれる HiNative にもこの点が述べられていました。
⇨ It is of (great) importance はより強調された意味がある。
さらに、フォーマルな表現であるがゆえに使用例がGeminin に載っていました。
両方とも同じことを言っていますが、明らかに後者はフォーマルな意味なので It’s of great importance to... が使われています。
このことから、受験問題などでよく見かける次のような設問はある意味、適切さを欠いているとのではないでしょうか。
[設問] 上下の文が同じ今になるように( )に適語を入れなさい。
It is very impotant to excercise every day.
= It is ( ) great ( ) to excercise every day. ⇨ 正解は of と impirtance
文法的には正しいのですが、文脈がないため、その文意(フォーマルかインフォーマルか)が不明なためすぐにイコールで結ぶには無理があると思います。
今回は it’s very important to... と It’s of great importance to... の2つの表現について見てきました。特に英語を書く際にはその使い分けが必要になりそうです。
Thanks for your interest in my article.. See you soon!
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