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That’s it. と That’s about it. の違いを“深堀り”してみた結果分かったこと。

次のThat’s it.  /  That’s about it. の意味をみていきましょう。

A: What is 〇〇?
B: Well, it is △△.
A: That’s it.  /  That’s about it.

A の質問にBが答えて、A が That’s it.  /  That’s about it. と言っています。

意味は、「その通りです( That’s it. ) 」と「ほぼ正解です( That’s about it. ) 」です。

この意味は、辞書やネットで調べれば正解がのっているので、ここではどうして about がつくと意味が変わるのかをみていきたいと思います。

ChatGPT でこの about についてその意味を尋ねたら次のような回答を得ました。

Adding "about" to "That's it" makes it sound like something is almost finished, rather than completely done. (何かが完全に終わったというより、ほとんど終わっている)

すなわち、That’s it. は「終わり」や「その通り」などそれ以上はないとの意味になり、That’s about it.?は「だいたいそれぐらい」や「そんなところ」などまだ議論が残されているとの意味になります。

この2つの言い方は次のように使うこともできます。スーパーで買い物をしている時、

I need eggs, carrots, potatoes and milk.  That’s it. (以上それだけ)

I need eggs, carrots, potatoes and milk.  That’s about it. (そんなもんかな…)

二つ目の文は、「まだ必要なものあるかもしれないが、まあこれでいいか」といったニュアンスです。

ではどうして about がこのような意味を持つのかを考えてみたいと思います。

about の意味として挙げられるのは、「約、おおよそ」と「〜について」ではないでしょうか。「おおよそ」、「〜について」というのは、話しているトピックの周辺をイメージできます。すなわち、That’s it. (その通り)の周辺なので、That’s about it. は「そんなところかな」の意味になるのです。

about が「周辺」というイメージがあるのを知っていれば、That’s about it. もイメージしやすくなります。

about = 「おおよそ、について」からもう一歩進んで意味を考えることが大切です。このあたりも英語の面白いところです!

I hope you enjoyed my article.  I hope to see you again!

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