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He’s really excited. とHe’s really exciting. どちらが正しい表現でしょうか?【特に中高生の方へ】


excite は「ワクワクさせる」という意味の単語ですが、次のどちらが適切な表現だと思われますか?

① He’s really excited.

② He’s really exciting.

答えは①、②とも両方正しい答えです。ただ、使う場面は①の方が多いでしょう。でも文法的にはどちらも正しいのです。

皆さんの中には「えっ!」と思われた方もおられるかもしれません。

「He’s teally excited. が正しい答えで、意味は『彼はとてもワクワクしている』じゃないの?」と思われた方もおられるかもしれません。

そして、exciting は “The game was really exciting!” ( その試合はとてもワクワクする試合だった ) のように「物」が主語の時に使われる、という説明を学校の授業などで聞いたことがあるのではないでしょうか。

同時に、excite は他動詞で「〇〇をワクワクさせる」なので、

Otani is exciting many baseball fans.
( 大谷選手は多くの野球ファンをワクワクさせている )

のように後ろに目的語(ここでは many baseball fans ) が必要なので exciting は誤りであると思った方もおられるのではないかと思います。

では次の文はおかしいでしょうか?

He’s really interesting!

これは「彼は本当に面白い(人だ)」と抵抗なく受け入れられるのではないでしょうか。

ただ、That movie was really interesting. のように「物」が主語の時の方が interesting はよく使われるのも事実です。

interesting を取り上げたのは、interesting と同じく、exciting も「人」が主語でも使えるというのを知っていただきたかったからです。

もちろん他動詞云々は間違ってはいないのですが、「He’s really exciting. が不適切だとはいえないのです。」という文言も付け加えるべきだと思います。

ではなぜ He’s really exciting. は不適切ではないのでしょうか?その理由は、

「このexciting は interesting や kind 同様、形容詞として使われているから」

です。

He’s really kind. は「彼はとても親切だ」ですが、言いたいのは、「親切だという性質を持っている」ということです。

ですから、He’s really exciting. も同様に、

「彼は本当に人をワクワクさせる人だ」で、kind などと同じように「人の性格や性質」を表しているのです。

「ワクワクさせる人」というのは、一緒にいるといつも面白い話題を話すなどして飽きさせない人のことです。

ですから表現としては、He’s really exciting to be around. ( 彼は一緒にいてとてもワクワクする人である ) や He’s a very exciting guy. のように使うのが自然だと思います。

もし He’s really interesing. は抵抗なく受け入れられるのに、 He’s really exciting. は不適切であると思われた方がいたら、それは「前者は見かけるが、後者はあまりお目にかからない」というのと、「 interest は他動詞で... という説明はあまりしないが、excite は他動詞で... という説明は聞いたことがある」というのが理由だと思います。

一緒にいてワクワクするような人には “You’re really exciting to be around.” と言ってあげて下さい。

Thans for reading my article.  Hope to see you soon!

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