見出し画像

「こんな本あるかしら?」ときいたらオススメの本を紹介してくれるおじさんがいます【あるかしらおじさん】

「本を読みたいけど、どんな本を読んだらいいか分かりません」

こんな声をよく耳にします。
本屋さんでじっくり吟味して自分好みの本を探すのはとても楽しいですが、外出自粛が余儀なくされる中、なかなか難しいですよね。

そんなときに「こんな本あるかしら?」と聞いたら、「ございます!」と答え、あなたにピッタリの本を紹介してくれるおじさんがいます。
それが「あるかしらおじさん」です。

画像1

ポプラ社文芸編集部のTwitterアカウントでは、たまにおじさんが登場し皆様からのリクエストに答えています。
たくさんのリクエストをいただいており、同じように「こんな本を読みたい」と思っている方もいらっしゃるのでは?と思ったので、いくつか抜粋してnoteでもご紹介します。

【心が元気になれる蝙】

Q.  こころがほっとする本あるかしら?
ございます!
原田マハさんの『生きるぼくら』はどうかしら?
引きこもりの主人公が米作りを通して、家族の愛情に触れ、再生していく物語。描かれる田舎の風景、美味しそうなおにぎりに力をもらえる、温かく癒される一冊です!

Q. 爽快な読後感で、明日からも頑張ろうと前向きな気持ちになれるオススメ小説を教えて下さい
ございます!
荻原浩さんの『神様からひと言』、朱野帰子さんの『わたし、定時で帰ります』はどうかしら?
どちらも読後にスッキリ爽快のお仕事小説です!
振り回されながらも奮闘する主人公たちに元気がもらえます!


Q,  元気になれる本はあるかしら?免疫力があがる大笑いできるような本。
ございます!
畠山健二さんの『本所おけら長屋』はどうかしら?
「おけら長屋」を舞台に、落語を聞いているような笑いと涙の作品です。なんだか元気がもらえますよ!

Q.  ひとりじゃないよと寄り添ってくれる本あるかしら
ございます!
辻村深月さんの『かがみの孤城』はどうかしら?
学校での居場所をなくした主人公。ある日、部屋の鏡が突然光り出し、その鏡をくぐり抜けた先で不思議な出会いを経験します。読み終えたら、きっとひとりじゃないと思えるはず!


【ステイホームの今こそ!蝙】

Q、自粛要請で旅行できないから旅行に行った気分になれる本はあるかしら?
ございます!
ジュール・ヴェルヌ『八十日間世界一周』はどうかしら?
タイトルの通り、80日で世界一周することになった主人公の冒険の旅です。
こんな時だからこそ、小説で全世界を旅しちゃいましょう!

Q.  1日2回ほど運動したくてたまらなくなる本はあるかしら?
ございます!
弊社で恐縮ですが『みんなで筋肉体操』はどうかしら?
NHKの人気番組の書籍化で、一日に二回と言わず、三回くらい運動しないといけない気になります。ちなみに、すっごくキツイです。

Q、読んでいる間、長い長い旅に出ているような気分になれる本はあるかしら?
ございます!
山本幸久さんの『ふたりみち』はどうかしら?
元ムード歌謡の歌手が家出少女と二人で全国営業の旅へ。旅先ではいろんな事件とドラマが待ち受けていて――。
旅に出ている気分を味わえつつ、しっとり読めて温かな作品です。

【ハラハラドキドキ蝙】


Q.  ハラハラどきどき鼓動するハートして、何度も、えーってなるけど、最後は、ほわんとなれるミステリあるかしら?
ございます!
若竹七海さん『御子柴くんの甘味と捜査』はどうかしら?
長野県警に出向中の御子柴刑事の奮闘を描くユーモアミステリーです。
すべてのお話にどんでん返しがあり、最後までページをめくる手が止まりません!
おいしそうな信州銘菓もたくさんでてきて、ほのぼのしますよ。

Q.  ワクワクどきどき、あー面白かった(^▽^)な本はあるかしら?
ございます!
はやみねかおるさんの『都会のトム&ソーヤ』はどうかしら?
頭脳明晰×平凡の中学生コンビが巻き起こす冒険の物語。
ワクワクやドキドキ。そしてなにより「面白さ」が詰まった作品で、子供から大人まで楽しめます!

【恋愛編】

Q.  この人のこと好きになって本当に良かった!って思える本、あるかしら?
ございます!
藤野恵美さんの『わたしの恋人』はどうかしら?
性格も家庭環境も対照的な高校生ふたりが少しずつ近づいていく様子が甘酸っぱくて微笑ましいです。
これぞ青春! ときゅんきゅんします。

Q.  結婚適齢期ですが好意をもたれた途端に嫌になってしまい婚活等に疲れています……こんな私に人を好きになれるような本、或いは結婚に前向きになれるような本、あるかしら?
ございます!
エーリッヒ・フロムの『愛するということ (新訳版)』はどうかしら?
だんだん「人を好きになるってなんだっけ?」ってなりますよね……。この本は「愛」を学術的に分析しているので、新たな発見があるはず。
”愛される”ではなく、"愛する”ためのヒントがたくさんつまった1冊です!

【グルメ蝙】


Q.  コーヒーとケーキが美味しくなる本は、あるかしら?
ございます!
似鳥鶏さんの『難事件カフェ』はどうかしら?
美味しいスイーツを出す喫茶店を切り盛りしてる兄弟が、持ち込まれる難事件を解決します。毎回出てくるスイーツが美味しそうですし、スイーツの由来も学べちゃいます。タルト・タタンの発祥をこの本を読んで初めて知りました!

Q.  思わずおいしそう!食べたい!と口に出してしまうようなおいしそうな料理が出てくる本はあるかしら?
ございます!
原田ひ香さんの『ランチ酒』はどうかしら?
夜から朝まで「見守り屋」の仕事を終えた主人公が午前中からお酒の飲めるお店でご飯を食べるのですが、ご飯の描写の美味しそうなこと!
そのご飯に合うお酒も紹介されてて、その店に行きたくなるし、食べたくなる!

【お母さん蝙】

Q.  イヤイヤ期のこどもに優しくなれるような本ってあるかしら?
ございます!
フィリス・ゲイシャイトーほか『だいすきぎゅっぎゅっ』はどうかしら?
朝ごはんのあとで、読書のあとで、眠る前に……うさぎのおやこが一日になんどもぎゅっと抱きあいます。
子どもとスキンシップしながら楽しめる一冊。イライラしているときこそ、ぎゅっぎゅっがお勧めですよ!

Q.  マタニティ生活を幸せな気持ちで過ごせる本、あるかしら?
ございます!
川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』はどうかしら?
マタニティ期から出産、子育て期までいろんなことが赤裸々に綴られています。体と心の変化、夫婦関係、未知の体験など、こんなことが起きるのかと勉強にもなり、こんな感動が待っているのかと、未来が楽しみになる1冊です。


※他のリクエストはこちらにまとめてあるので良かったら見てみてくださいね!

あなたの気になる本はありましたか?
あるかしらおじさんはこれからも本との素敵な出会いを応援しています!
またどこかでお目にかかりましょう。


* * *

▼オススメのポプラ文庫を紹介する『あるかしら文庫診断』も開催中!▼

▼あるかしらおじさんの誕生秘話はこちら▼



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?