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酒場の創作論

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編集者が「本」に関わる人たちと本音トークを繰り広げるコーナーです。できれば居酒屋で収録したいという願いを込めて……。
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タイトルでストーリーが全部わかっちゃうけど……いいの? Web発!『ヨメボク』森田…

Web発の作品が増えている! 今、ライトノベルやライト文芸、キャラクター小説と呼ばれるジャン…

キャラクターの名前は「あ」で開く?――実力派作家・須賀しのぶが自作を解説! 作家…

まずはこの二つの文章を読みくらべて欲しい。  風のない日だった。  朝日新聞大阪本社の屋…

<祝!『流浪の月』本屋大賞受賞>凪良ゆう最新刊『わたしの美しい庭』のデザイナーが…

ひょっとしたらバズったと言っていいのでは……? みるみる増えていく文芸編集部のツイッター…

「きっと自分を支える言葉と出会えるから」――新学期に悩む君に向けて、内田也哉子と…

生きづらさや未来への不安を抱えている子どもたちに、今、必要な言葉ってなんだろう? そんな…

アイデアは原稿の「奥」にある――『君の膵臓を食べたい』のデザイナーが手がける最新…

「ブックデザイナー」とは、あまり聞きなれない言葉かもしれない。 一冊の小説があったとき、…

「著者の人生を背負う覚悟を持つ」――編集者になるはずのなかった男が見い出した、ビ…

大塩大という編集者はモテる男である。 常に冷静沈着で、感情的な姿を見たことがない。会議で…

「自分だけの経験」をノンフィクションとして書くとき、作家が考えていること

時子さんが亡くなる前、何気なく、ぽつりとつぶやいた一言。 「私の人生を、書き留めておけばよかった……」 その言葉を聞いたとき、私の口をついて出た言葉は、自分でも予想外のものでした。 「それなら、私がいつか時子さんの物語を書きます!」 そう、あきれるほど簡単に、私は反故にはできない、重大な約束をしてしまったのです。 佐藤由美子『ラスト・ソング――人生の最期に聴く音楽』(ポプラ社)より  最初にお断りしておくと、今回の記事はだいぶ私的な動機にもとづいて作成されている。テーマは、

「デビューしてもそこまで幸せになれなかった」――書きたいと売れたいは両立できるの…

この「酒場の創作論」は、(時に酒の力を借りながら)編集者が本に関わるいろんな人たちと真剣…