永遠の推しと、推しに負けたくない私。


2020年11月13日。滝口幸広さんが亡くなって、今日でちょうど1年。


今日は1日、なんだかぼーっとしていた。もっと寂しくなったり悲しくなったり、いろんな感情になるかなあと思っていたけど、想像よりも私の心は穏やかだ。

今、『るの祭典』の音源を聴きながらこの文章を書いているけど、久しぶりに聴くノブとヨメの歌はやっぱり面白すぎて笑えてしまう。なんなんだこの歌。なにしてんすか信長様。力が抜ける。そしてその次のアドベンチャーマン。なんなんだこの人たち。また力が抜ける。本当に、本当に笑える。

ああ、だけど、寂しい。ふつふつと、そんな気持ちが湧いてくる。
ねえ、たっきー。どうしようもなく、寂しいよ。

私にとってたっきーは、ポケットの中のお守りで、心の中のライバルだった。たっきーが頑張っていることを想うだけで、私は勝手に強くなれた。「負けてられっかー!」って、勝手に思ってた。
たっきー以外にも、好きなアイドルや俳優さんはいるけれど。「負けてられっか!」なんて思えるのは、たっきーだけだった。そのことを、この1年で痛感した。私にとってたっきーは、とっても特別な存在だったんだなって。

正直、そんなたっきーを失った私の心は今めちゃくちゃへなちょこだ。エネルギーがなかなか溜まらない。たっきーのせいにはしたくないけど、事実なのだから仕方ない。でも、絶対にこのままじゃ終わらせない。終わらせられない。
たっきーがいない世界だからこそ、私は生きたいと強く思う。たまに負けそうになるけど、でも思う。私は生きる。生きていく。生きて、たっきーのファンでい続ける。大好きなたっきーのことを、語り続ける。何より、34年という月日を生きたたっきーに、「負けてられっかー」って思うから。あと6年。長いようで、きっとあっという間なんだろうな。

たっきーからエネルギーをもらっていた心の回路を、なんとか組み替えていかなければと思っている。他の人やものからもらったエネルギーを、きちんと自分の中に取り込める、そんな心と身体にしていかなければ。きっと少し時間はかかるだろうけど、大丈夫。右のポケットの中には、今日もちゃんとお守りがあるから。


心は穏やかなんだけど、やっぱりどこかぼんやりしているから、今回もずいぶんまとまりのない文章になってしまった。まあ、いっか。ちょっととっ散らかってるくらいが、きっとたっきーのことを語るにはちょうどいい。(ごめんね。いちおう褒めてるつもりです)


おまけ。

今から2日前、いつ以来かもわからないほど久しぶりに、たっきーが夢に出てきた。特に私との絡みもなく、最終的に私は見知らぬ警察官に職質をされるという謎の展開だったけど、目が覚めて一番に「たっきーが夢に出てきてくれた…」とうれしくなった。
ちなみにたっきーは舞台で徳川家康を演じていて、でも頭は後白河院を演じたときのようなスキンヘッドで、キャラ的には織田信長(ピロシキ)に近い冷酷な存在だった。ごちゃ混ぜである。ちょんまげも似合うけど、スキンヘッドも似合うよね。
次はぜひたっきー先生あたりにお会いしたいなあ。



2020.11.13 愛を込めて
西垣 ポプラ

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