わたしが大切にしたいこと/「今」と「よそはよそ、うちはうち」


①「今」のくりかえしの先にある「未来」


自分のやりたいことってなんだろう
自分の願いってなんだろう
わたしはどう生きたいんだろう

みたいなことを、近ごろよく考えていた。
10代の頃から自分に問いかけ続けている問いだけど、なかなか明確な答えが見つかるものじゃないなと、改めて、感じたりした。

でも、なんとなく道筋は見えてきた。ね。
まあ、それはけっきょく、今まで出してきた結論と変わらないのだけれど。

わたしはやっぱり、未来を見据えての目標や、自分の本当の気持ちなんてものは、わかんない。やりたいことや、なりたい自分なんてものは、いくら考えても、どうしたってわからない。
だから、とにかく、「今」。「今」、心が動くもの。「今」、心惹かれる道。「今」、やりたいこと。それを大事にして、積み重ねていくことしかできない。

『僕らは奇跡でできている』というドラマにハマっている。

主演の高橋一生さん演じる一輝さんに、癒されたり、考えさせられたりしている。そして、一輝さんがまさに、「今」を一生懸命生きていている、そんな人。そんな一輝さんに他の登場人物たちが影響を受けるように、わたしもまた、勇気をもらっている。
わたしには、一輝さんほど夢中になれるものはないし、彼ほど純粋に生きることもなかなか難しいけれど。やりたいこととか、願いとか、背伸びして見つけようとしたり、俯いて考え込んだりしないで、ただ、「今」を大事にして生きていく。そういう生き方なら、わたしにもできるんじゃないかなぁ、と思うのだ。

目標を見据える人と、「今」を見つめる人。
どちらにも平等に時間は流れて、「未来」はやってくる。だったら、無理に背伸びしなくても、自分に合った生き方をしていいよね、そうだよねって、『僕キセ』を見ていると思う。


②「よそはよそ、うちはうち」の精神


先日テレビで、『子どもには「何をやりたいか」だけじゃなく、「どうありたいか」も考えさせるべきだ』と言っているひとがいて、「ああ、それはいいなあ」と思った。
どうやらそれは「やりたいこと」=「目標」を実現するための「過程」に目を向けさせるということのようで、わたしが考えることとはちょっと違うみたいだったけど、「目標」を上手く思い描けないわたしにとっては、「目標」に替わる「標べ」になりそうなので、少し考えてみた。

「何をやりたいか」「何になりたいか」は未だによくわからないけど、「どうありたいか」はわりと考えやすい。自分が生きるテーマのようなもので、これからも大事にしていきたい想いだから、まとめておこうと思う。

1.やさしい人間でありたい
自分にも、他人にも。他人は選ばない。弱者にも、強者にも、やさしい人間でありたい。(そもそも、弱者と強者の違いも曖昧だし。)あと、犬とか猫とかいろんな生き物。無生物にも。大きなことを言うと、地球にも。この辺までくると、だいぶ頑張んなきゃな、って気持ちになるけれど。
誰かに言われたからとかじゃなく、やさしくすることで自分が救われるから。やさしくした方が心が楽だから。それがわたしの、生きやすい生き方だから。できるだけムカつかず、心穏やかに過ごしたいなあ。そして、やさしくできるだけの余裕を持った人間でいたいな。

2.自分の中心は自分でありたい
自己中心って言葉はマイナスのイメージが強いけど、他者への思いやりや助け合いの心、尊敬の念はきちんと持ち合わせた上ならば、人は誰しも自分中心でいるべきだと思う。だって、わたしの人生はわたしにしか生きられないのだから。わたしが一番やさしくするべきなのは、自分自身。

3.よそはよそ、うちはうち。の精神を忘れずにいたい
おかんか、って突っ込まれそうだけど、これがわたしの何よりのモットーで、たぶんこのnoteでもくり返し書いていくこと。人と自分とを比べない。ひとはひと、自分は自分。隣の芝生は誰だって青く見える。けど、お隣さんから見たら、うちの芝生が青く見えてるかもしれないし。ついつい周りを気にして比べちゃうけど、わたしはわたしの芝生に寝転ぶしかないのだ。

これが、わたしの「こうありたい自分」。他にもいくつか思い浮かんだけど、それらはあえて言葉にしなくても全うできそうだから、いいや。特に3つめは、わかっていてもつい忘れてしまいがちだから、常に心に留めておきたいな。


③心惹かれるもの、憧れるひと


最近特に熱いのが、しいたけ占いのしいたけ.さん。ツイッターで知ってここ1年間ぐらいしいたけ占いにハマっていたのだけど、今、個人的にブームが再燃している。

しいたけ.さんの占いは、占いどうこうはもちろんとして、言葉の使い方ににじみ出るしいたけ.さんのやさしい想いがとても素敵で大好きだ。当たってる!と同時に、しいたけ.さんの文章はめちゃめちゃ沁みる。

で、今は実は占い以上に、しいたけ.さんの考え方にすごく感動と、恥ずかしながらちょっと共感もしていて、ますます大好きになってしまっている。

感動とブームのウェーブが押し寄せたのは、ほぼ日の糸井重里さんとしいたけ.さんの対談を読んだことがキッカケだった。
この対談の中で、しいたけ.さんは「お手紙を書く気持ちで書いている」「場を作る」「目的がなくてもいい」等々、あげ出せばキリがないんだけど、「わかるー!」とか「ステキー!」ってボタンを連打したくなるようなことをたくさんおっしゃっていて、結果、わたしはしいたけ.さんにさらなる憧れとともに親近感を抱くようになった。

憧れという言葉を使ってしまうと、しいたけ.さんみたいになりたいの?と思われてしまうかもしれないけど、そういうことではなくて、ただただ、「めっちゃ好き」という気持ちです。そんなしいたけ.さんが憧れていた糸井さんも言わずもがなステキな人で、来年のわたしはほぼ日手帳を使っているかもしれない…という感じの今日この頃。

好きな人やものが増えるのって、なんだかうれしいよね。そんな話でした。


大事にしたいこと。大切なもの。いっぱいあるね。疲れちゃったときは一度下ろしてみて、でも、やっぱり大切だなあと思うものは、ちゃんともう一度抱きしめて、歩いていこうと思います。


18.11.15 にしがき

#エッセイ #エッセイのようなもの #よそはよそうちはうち #ブームのウェーブ

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