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【イベントレポート】星に語りかける時、それは今 in 大山ウッドサークル

天文は星とわたしの手紙

 2023.8.5、大山ウッドサークル
 「星に語りかける時、それは今」素敵に開催されました!


 天文学とは本来、「星からの手紙」=天の文を読みたい、という想いから始まったそうです。天の星が、自分にラブレターを送ってくれている、と昔の人は感じたのかも知れませんね。

 でもそれは遠い昔に終わったことではなくて、星は今でも手紙を送り続けている。返事をしていないのは、地球に住むわたしたちの方。

受け取りのよろこび

 お互い贈り合う
 そのことが
 受け取りのよろこびを
 広げていく

大山ウッドサークルのうつくしい夕暮れ

日本にも存在した星の祈り、星の語らい

 つい先日隠岐の「星神島」を訪ねていたのですが、こちらは天津甕星(あまつみかぼし)、日本の星の神を祀った神社です。

 日本書紀、葦原中国平定のくだりにのみ、わずかに登場する「まつろわぬ神」。

 隠岐においては、昭和後期まで星神島を望む遙拝所が存在し、静かに静かに星の祈りが存在していたそうです。

往時を偲び、星神島を遥拝する

 いのり
 そこにいて
 ことばを発す

 等身大の言葉で、星に語りかけることをしてみたい。
 単純な近況報告、当たり前の日常、自分のいく方向。
 シンプルでいい。本当に親しいやりとりとは、何気なくささやかなものだから。
 個々の感性は地球だけでなく宇宙にとって、唯一無二の感性なのだから、宇宙の可能性を開く要素。それを星に投げかける。

 隠岐ではその思いがますます強まり、自然と星に語らう時間を持つことができました。星神島、という存在が星への意識を強めた部分もあるかもしれません。

 これに先立つ2023年7月7日、浅草にて、わたしは天津甕星からのインスピレーションを受け取っていました。

 『わたしたち(星)は文(ふみ)を送り続けている。しかし、あなたたちから、一向に返事が来ない。かつて文(ふみ)を送った星の中には、もう存在しなくなってしまったものもいる。それなのに、あなたたちは「ある時代」から、ありがたい存在だけをありがたがり、同じ文言を繰り返し、双方向のやり取りをやめてしまった。それはいつまで続くのか。地球という星が無くなるまで?あなたたちの言葉で、わたしたち星に語りかけてみないか。今。双方向のやり取りを。』

大山で星に語りかける

 双方向の意識で星に語りかけるインスピレーションを、大山の星詠み大下志穂さんにシェアしたところ、星に語りかける催しが、大山ウッドサークルにて実現しました。2023年8月5日のことです。

 第一部はトークショー。ナビゲーター大下さんとわたしの、星をめぐる想いや体験をシェアしました。大下さんは、ルドルフ・シュタイナーの素敵な言葉を紹介してくれました。

かつて星々は人に語りかけていた。
今、星々が沈黙しているのはこの世界の運命である。

この沈黙を意識することは、地上を生きる人間にとって苦痛なことである。しかし、まさにこの深い沈黙の中から、人間が星々に語りかけるものが生まれ成熟する。

この語りかけるものを意識することは霊的な存在としての人間の力になるだろう。

ルドルフ・シュタイナー(1922年のクリスマスに語ったことば)

 シュタイナーの言葉は、今を生きるものにも真っ直ぐに響いてきます。

 星に語りかけることと、時間と空間にまつわること、タイムラインについてなどのシェアのひと時を終え、わたしたちは大山ウッドサークルへと向かいました。

夕暮れの大山ウッドサークルへ

 天津甕星は、インスピレーションの中で明確に、星とかたらう方法を伝えていました。それはとても自由な方法で、誰でもできるシンプルなものです。

 今回は、ウッドサークルが美しくサポートしてくれます
 それぞれの木を選び、それぞれのタイミングで、天津甕星がシェアしてくれた方法の語らいを実践しました。

 定型文ではなく、自分の言葉で等身大に星と語るひととき。
 3回行い、感じたことをシェアし、最後にみんなでウッドサークルに横たわって星空を見上げたら、大量の流れ星と、不思議な白いエネルギーの輪、まるで曼荼羅のようなものを皆で目撃しました。

 それぞれの感性で
 星と語らい
 みんなで見たものを
 わたしは忘れることはないでしょう。

 最後に、このウッドサークルをひとりひとり出ていく時。
 それは、生まれ変わりでした。
 
 終わらせ、始める。
 あたらしい一歩を踏み出す清々しさ。

 星に語りかける時が来ましたね!

 ありがとうございました。

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