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常にPOP文字を書く

こんにちは。
POPコピーライターのナガイユミです。


手書き文字のクセ

手書き文字には書き手のクセがある。
文字のバランスや線の書き方で性格判断もできるらしい。

美文字を書く人に憧れはあるが、文字を見ただけで「●●さんだ!」と分かるくらい文字に個性がある方が見ていて面白い。

例えば
昭和では「丸文字」、平成では「汚文字」など美文字じゃない文字を書き、それが可愛いとマネする人(特に学生)が多かったように、ワザとクセのある文字を書くのが流行った。

私も学生時代は授業のノートを取るときワザと文字を丸く書いたり、極端に斜めに文字を書いて先生に叱られた経験がある。

時代が変わってパソコンやスマホの割合が占めると「文字を書く」ことが減った。

POPも店舗ではメーカーの販促物以外は手書きしかなかったが、今では誰でもパソコンやスマホで簡単に作れる時代。手書き文字のPOPが廃れるのでは…と心配されていた時期もあったが、そうでもないのが現在。

文字を書くのが苦痛な人もいる

昔は手書きPOPしかないから美しさや完璧さを求められたが、今ではスマホでPOPがあっという間に作れる。それでも「手書き」がいいとされているのは「温かみがある」からと言われている。

確かに、活字だらけの中に手書き文字のパッケージを見つけると私はなぜかホッとする。デザインソフトを使って作成された販促物ですら、手書き風のフォントを使われているものが多い。

それだけではない。
何年も前から会社から手書きPOPを推奨しているところがある。それは手書きPOPライターの私は大歓迎。もっとそういう会社が増えればいいのに…とさえ思う。

しかし
それが苦痛に思う人も少なくない。

POP文字を書いてみたい

私はPOPを書きつつ、クライアントからのPOP講座依頼や自主企画のPOP講座を開催している。その中で質問が多いトップ3の中に「POP文字が書けるようになりたい」がある。

メモ魔な私は普段から文字を書きなぐったり、幼い頃は習字の展覧会にも出品させられていたので知らない人に自分の文字を見られることに抵抗はない。

しかし文字を書くのが苦手だったり、下手なので人に見られるのは恥ずかしいと普段から思っている人にしたら手書きPOPはちょっと…と躊躇するのも仕方がない。

ただでさえ自分の文字に自信がないのに、店舗に自分が書いた文字のPOPを貼るのは公開処刑に近いものがある。それでも仕事で手書きPOPを書くように指示されたなら、手書きでPOPを書かなければならない。

そういう悩みを抱えた人が私のPOP講座にも受講してくれている。

では、POP文字について考え方を変えてみよう。

あなたが買い物をしているときにPOPを見つけたらどこを見るか?

「特価やお買い得」「商品名」「価格」「商品についての説明」…などPOPに書かれていることを見てる。

文字の美しさがきっかけで商品を購入するのはほぼない。なので文字の上手さは気にしなくていいと言っても、やっぱり人様に見られるのだから気になる。

そこでオススメしている方法として
普段の文字をPOP文字で書いてみること。

「今からPOP文字の練習をする!」と気合を入れるのもいいが、ホワイトボードに連絡事項を書くとき、ちょっとした伝言メモをボールペンで書くとき…何でもいい。身近なことで文字を書くときに意識してPOP文字で書く時間を作ってほしい。

最初はバランスが悪くてうんざりするかもしれないが、どこをどうすればいいのか考えながら文字を書いていくうちに自然とバランスよく文章が書けるようになってくる。

POP文字の練習で「あいうえお」と書くのに飽きた方にもこの方法はオススメ!

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回をお楽しみに!


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