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7月に福井へ行ってきた(最終回)

こんにちは。
POPコピーライターのナガイユミです。

たかがPOP、されどPOP

「商品をキレイにディスプレイしていれば商品は売れる」とか「POPがなくてもうちは商品は売れるんです」…というおっしゃる方は未だにいる。中には「うちは商品の中身で勝負している」と強気な戦略を立てているお店もある。

「かゞみや福井駅前店」のPOPを紹介しながらPOPのことについて綴ってきたが、本来は今回ネクスコ中日本様から2回にわたるPOP講演会・POP競技会のお仕事で福井へ行ってきた。

ネクスコ中日本支店長様がPOPに対して熱い方だった。情熱のあるお話をたくさん伺えた中で印象に残っている言葉がある。

お店の入り口に貼られた
スタッフのオススメ商品のPOP

「他に負けたくないんです」

仕事の話をしていると必ず出てくる言葉だし「私だってそう思ってます」と言われるだろう。

春にPOP講演会の打ち合わせの際、事前に店舗の資料をいただいた。そこにはPCで作成したものも含めて、たくさんのPOPが含まれていた。1枚1枚POPを拝見しているとお腹が空いてきた(笑)

POPに書かれている内容が読み手の私を「食べたくなる」と思わせてくれた。知らない商品だからこそPOPを読んで商品に興味をもってもらう役割がなされているぐらいレベルが高いPOPだった。

商品によってPOPに書く内容は変わるが、1週間ぐらいPOPを勉強したところでお客様に読ませるPOPはなかなか書けない。日頃からPOPを含めた売り場作りに熱心に取り組んでいるからこそレベルの高いPOPが書ける。

ネクスコ中日本の福井・近江エリアにはそういうPOPがたくさんあった。自店の売上げはもちろん、他店や他のエリアとの売上げ競争を意識しているお店やエリアはお店に活気がある。

POPの鮮度

サービスをPOPにすることで
お客様がスタッフに尋ねなくてもいいのがメリット

POPを書いて貼る…SNSに写真をアップする。

これで満足していないだろうか。つまり、社内コンテストや上司が来るから売り場を作り込むお店がある。これが悪いわけではない。要件が済めばあるべきところにPOPがなかったり、いつ作成したのか分からない色褪たPOPが貼られたままのお店が意外とある。

中にはラミネートされたPOPがボロボロなのにそのまま貼られているお店もあった。職業柄、細かなところまで目につくと思われるが、そうではない。単に買い物をしていた時に発見した。

商品が傷んでいればクレームがくるが、POPが痛んでいてもクレームはほとんど来ない。これが幸か不幸か…お客様が言わないから大丈夫ではない。お客様は気づいていても言わない。だから店舗スタッフは売り場のメンテナンスをする中に「POPのメンテナンス」も入れなければならない。

ちなみに素晴らしいPOPでも、汚れていたり破損しているPOPが店内に貼られていると「不潔感」があり店舗のイメージは良くない。わずかな時間でいいので、売り場のメンテナンスをすることをオススメする。

お土産の爆買い!
JR福井駅前にはボストン・レッドソックス
吉田正尚選手のポスト!

今回、POP講演会・POP競技会のご依頼をいただいたネクスコ中日本/福井・近江支店m様、記事作成にあたり快く店内のPOP撮影を承諾いただいた「かゞみや福井駅前店」店長・スタッフの皆さま、ありがとうございました。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回をお楽しみに!


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