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POPコピーの謎⁉️

こんにちは。
POPコピーライターのナガイユミです。


POPって?

私の仕事はPOPライター。POPを「ポップ」という人もいれば「ピーオーピー」と呼ぶ人もいる。私は「ポップ」と言っているが呼び名にはこだわっていない。どちらでもどうぞ!

私がPOPを習っていた頃は「POPの正式名称」を教えられた。

Point Of Purchase
(購買時点での広告)

当時どの本にも書いてあったしこれを知っていて当たり前な感じだった。当時の私はPOPを書くことしか考えてなかったし、英語も苦手だし座学には興味がなかった(笑)

実践優先になる時代

デザインソフトを使ってパソコンでPOPが作成できるようになり、手書きPOPが廃れそうになった時期もあったが「手書きの温かみ」が注目されるようになる。

次第に文字さえ書ければ勉強をしなくてもPOPは書けるし、POPが書けないのに教えている人もいるので身近な職業なのかもしれない。

私が受講生のときは質問攻めをして講師に嫌がられたことがある。深く突っ込みすぎて鬱陶しかったんだと思う。私が講師だったら同じ対応をしていたかもしれない…それぐらい私の質問はしつこかったw

勝手に「POPは実技」としか思っていなかったが、POPの深みにハマるほど「お客様心理」や「購買意欲」などの言葉が入ったビジネス本を手に取るようになる。同じような本ばかりになるが、本屋で気になるタイトルの本を見つけたら新たに買ってしまう…その繰り返し。

深みにはまるとPOPが書けなくなる
まずはキャッチコピーから離れよう!

POPとキャッチコピー

あるコピーライター講座を受講したときのこと。話題がPOPの話になったとき「POPとはPoint Of Purchaseの略で…」と話し始めた。詳しい話は割愛するが『POPは「これは美味しい水です」と書けばお客様は納得するが、キャッチコピーの場合は…』みたいなことを比較して説明していた。

私は受講生…しかし「美味しい水ですって書いたPOPでは納得はしない」と腹の中で絶叫した。それだけでは物足りず、手元にあったレジュメに「まずい水って書いたPOPの方が売れるんじゃないか」など落書きのようなツッコミを10個ぐらい書いていた(完全な劣等生パターン)

講座が終わって帰宅途中にPOPをコピーライターが書いたらどんな作品になるのだろう…と思った。小洒落たキャッチコピーで鷲掴みにされるんだろうな。私がそれを真似て色んなキャッチコピーを書いてみても「何かパッとしない」キャッチコピーを書いて全体的にパッとしないPOPになるのが目に見えている。

それからだ、私が「キャッチコピー」という言葉をPOPに使わなくなったのは!

「キャッチコピー」という言葉が頭に浮かぶだけで「小洒落た」「キャッチーな言葉」「カッコいい表現」などというキャッチコピーに対する勝手なイメージで、自分で自分の頭を締め付ける負のスパイラルに陥ってPOPが書けなくなる。

だから「POP」で書くキャッチコピーにあたる部分は「POPコピー」というようにした。これは勝手に私が講座やSNSで表現しているだけなのでWikipediaで検索しても出てこない。

POPを書くときにコピーライターのようなキャッチコピーを書かなくてもいい。POPのコピーを書くので、まずは「キャッチコピーの呪縛」から解放されよう!

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回をお楽しみに!

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