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無職48日目、坊主頭になる

久しぶりの日記投稿。いつの間にか50日目が目前でビビる。この数字には有休消化期間を含んでいないので、最後に出勤してから既に80日近く経っていることになる。いちおう放浪していたとはいえ、時間が経つのが早すぎる。

まぁそんなことは置いといて、今回はタイトルの通り坊主頭にした。高校大学社会人まではスポーツ刈りみたいな短髪で、仕事を辞めてからは髪を伸ばしていた。せっかくの無職なのでジョン・レノンくらい伸ばせたら面白いなと思っていたが、髪が目に入ったりシャンプーに時間がかかったりするのにイライラしてしまい、つい昨日、耐えられなくなってしまった。
昨夜11時、勢いのままアマゾンでバリカンを注文したのだ。バリカンは昼過ぎに届き(県内にアマゾン倉庫があるので田舎なのに配達が早い)、風呂に入る前に頭を丸めた。

中学時代は野球部でもないのに部活規則で丸坊主強制だったので実に12年ぶり。基本的に短髪で過ごしてきたので、普通の人に比べて抵抗は少ない。まぁそもそも髪を伸ばしていたのと同じ理由で、せっかくの無職なので、坊主頭にも挑戦したいと考えていたのもある。

バリカンは1ミリ〜25ミリで調整することができるもの。どうせならなるべく短く、ということで数十秒くらい迷って2ミリを選択。大して変わらないだろうに、「いきなり1ミリはやめておこう」とよくわからない保険をかけてしまった。

まずは板の間に新聞紙を広げ、鏡を隣に置いて、パンツ一丁であぐらをかく。なぜだか修行僧のような気分になったが、心の静寂も、バリカンのヴィーンという爆音に破られてしまった。この段階になってスマホで坊主のセルフカットの方法や、2ミリでの仕上がりを検索する。どうやら僕は緊張しているようだ。
だが、無職なのに5000円も使ってバリカンを購入してしまっている。切らない選択肢はありえない。

まずはこめかみから攻めた。ツーブロックような現代風の刈り上げスタイルがあることもあって、最悪やり直せるんじゃないかという甘えがあったのだ。
顔側から後ろへと、こめかみに沿って恐る恐るバリカンを走らせる。
とりあえず鏡を見ると、思わず「うはぁ」とため息が出た。

短い。

何年も光に照らされなかった白い肌が露出し、切られる前の髪との間に、グランドキャニオンのように大きな断崖絶壁ができていた。もちろん心理的な話だ。
もう引き返せないという確信が心に打ち付けられた。そもそもセルフでツーブロックとか無理だ。

勢いに乗って上下左右と、文字通り縦横無尽にバリカンを動かしていった。しっかり刈れているか分かりにくかったので、途中からは父親に整えてもらった。

散髪は10分も経たずに終わった。

散髪前
散髪後

個人的には思ったより悪くなかった。坊さんにも見えるし、受刑者にも見える。普段は眼鏡なので、これを機にウェリントンみたいなオシャレメガネに挑戦したい。

坊主になって気づいたことは以下の通り。
・頭の左後ろに小さいデキモノがあること
・頭でも風を感じられること(普通は髪に遮られて感じない)
・シャンプーが5秒で終わること。というか必要あるのか?ボディーソープのがよいのでは?
・服を着るときはいちいち頭に引っかかること
 
いまのところ鏡や窓に映る自分の姿を見ると笑ってしまう。どれくらいで慣れるだろうか。

※日をまたいでの投稿になるため、今回は5月5日(こどもの日)の日記 

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●残金

財布の中身:1万7544円

預金:300万4798円

物株:20万1039円

●コメント
今日は出費なし

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