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放浪26日目、香川でうどん

昨夜はいいタイミングで道の駅が見つからず道路沿いの空き地で寝た。四国はこういう空き地が結構多くて、トラックを中心に車中泊っぽい車がたくさん止まっている。
今日は朝8時半に起きる。早朝は寒いのに、太陽が昇ると車内がとんでもなく蒸し暑くなって目覚めてしまう。
今日は寝起きに東かがわ市のうどん店「本場さぬき うどんや」へ向かった。朝9時15分の開店に合わせて到着。ほかの客は仕事前っぽいあんちゃんとか常連っぽい夫婦がいた。観光客向けというより地元向けっぽい店だ。
注文したのは小うどん、いか天、ごぼう天、さつまあげで計520円。麺は普通にコシがある感じ。個人的にはだしがうまかった。ごぼう天は甘くて不思議な味だけど、これもうまい。なにより安いのがよかった。  

小うどん290円、天ぷら3つで240円


駐車場で野良猫をみかけた。四国に入ってから度々目にしている。温かいからかな。

朝飯を済ませたあとは、軽い読書と休憩のため近くの海岸キャンプ場へ。金曜とはいえ平日朝なのに車が5、6台止まっている。芝生があり、海が近く、無料だから人気なのかな。明日からゴールデンウィークというのもあるか。トイレには無料の冷水シャワーもあった。
とりあえず神保町で買った本を読んでから、1時間ほど昼寝。せっかくなので海を眺めながら小説のネタについて考えようと、ノートを持って海岸に出た。けど、海をぼーっと眺めたり散歩したりで集中できない。大自然の中って、ぼんやりと考えるのはいいけど、じっくり考えをまとめるのには向いてないかもしれない。

正午過ぎ、高松市内の屋島にある「ざいごうどん」へ移動。香川でも有名店らしい。注文は釜揚げ並540円。トッピングが欲しかったけど、とり天700円と高めだったので我慢した。 
ここの釜揚げうどんは、だし汁が徳利に入っているのが特徴。食べる直前に徳利から注ぐことで、熱々のだし汁を楽しめるという寸法だ。でも、この徳利は素手で触れないくらいに熱い。じゃあどうするのかというと、テーブルに徳利を置いたまま、注ぎ口付近にある紐を掴んで、傾けて注ぐのだ。
言葉にすると簡単だが、なかなかに重いし、紐部分以外は熱くて触れ無いし、初見では結構難しかった。まぁこぼさず注げたのでよかった。


ざいごうどんと徳利。雑に撮影してしまった

昼飯のあとは、店の近くにある屋島神社やお遍路参りの屋島寺を見て回った。
四国にいながらお遍路の寺に行くのは初めてだった。まぁ普通にお寺という感じ。屋島寺そのものよりは、境内にあった狸を祀る蓑山大明神がよかった。置物たくさん。


蓑山大明神の狸の置物

あと、屋島にある廃墟旅館がすごく良かった。天井が崩れ落ちて来そうだから中には入らなかったけど。写真を撮っているときに話しかけてきた地元住民によると、SNSでおばけが出るとかなんとか噂されているらしい。土地は屋島寺が所有しているもので、民間事業者の破産によって廃墟になったらしい。解体費も馬鹿にならないだろうし、寺も処分に困っているんだろう。


落書きだらけ
ゲーセンコーナー


左奥の階段にワクワクする

屋島をあらかた見終わったあとは、もうやることがなかった。うどんも食ったし。
  
家に帰ることにした。

瀬戸大橋を渡って岡山県へ移り、兵庫、京都、滋賀へと東に進むルート。

いまは兵庫県相生市のコンビニ駐車場で記事を書いている。瀬戸大橋はでっかくて、橋の上からみる瀬戸内の島々がきれいだった。

家まではまだ7時間半。寝るか進むか迷うなぁ。

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●残金

財布の中身:2万9006円

預金:300万4714円

物株:23万8002円

●コメント

朝うどん520円、昼うどん540円、屋島神社賽銭10円、おみくじ100円、屋島寺賽銭16円、駐車場300円、しらす丼850円、サーティワン350円、瀬戸大橋高速3670円、ガソリン3257円で計9613円

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