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放浪21日目、鳥取砂丘を歩く

 
午前8時過ぎに道の駅若狭おばまで起床。今朝はびっくりしたことがあった。
寝起きにドアロックを手動でドアロックを解除したら、車からものすごく大きなアラート音が鳴り響いたのだ。メガネを外していてよく見えないが、駐車場中から視線が肌に刺さるように感じられた。
雨晴海岸でもあったことで、今回二度目。なにがおかしいのかなぁとネットで調べたらすぐ原因が判明した。盗難防止警報だ。
スマートキーで車をロックし、車内から手動でロック解除すると警報音がなる仕組みがあるらしい。このときスマートキーで解除すればセーフだ。古くなければ、大体どの車にも備わっている機能だという。そんな簡単に鳴るなよと思ったが、車内にいるときにわざわざスマートキーで鍵をかけるなんてシチュエーションは車中泊くらいしか思い浮かばない。 今度から気をつけよう。

そんなことがあったので、道の駅から逃げるようににすぐに京都の天橋立へ向かった。
天橋立では1時間ほど散策。砂浜がきれいで、阿蘇湾と宮津湾で波が違う。日本三景ということもあり、多くの俳人が訪れて句を残しているそうだ。天橋立を歩いてる湾の対岸まで行くことができたが、片道50分くらいかかるらしいので、真ん中あたりにある芭蕉の句碑を目印に引き返した。芭蕉が天橋立でなにか詠んだのかと思ったら、本人が現地に訪れた記録は遺されてないそうだ。それを惜しんだ江戸時代の芭蕉ファンが作品の中からそれっぽいのを選んで碑を作ったらしい。なんじゃそりゃ。

歩いてるとき暇すぎたので、それっぽい句を作った。季語が入ってるか知らんが。とりあえずここで供養する。

白砂の/松に消え入る/波の音/宮津と阿蘇分く/天橋立

展望台があるそうだが面倒だったのでパスした。写真で散々見てるし。今度来たときの楽しみにしておこう。なかなか機会がないと思うが。

そこからまた西に移動。兵庫県内はスルーして一気に鳥取砂丘まで向かった。
カップルやら家族連れやら人がたくさんいた。天橋立では気にならなかったが、そういえば今日は日曜だ。写真じゃわかりにくいが砂浜とは違って少しオレンジがかった色をしている。潮風にさらされ続けているため、砂丘の表面を風に吹かれた砂がヴェールのように覆っている。きれいだ。 

足跡がくっきりできるのもなんかエモかった。数十分で消えちゃうけどね。

足跡


いろいろ見て回っているあいだ、カップルに写真撮影のお願いをされた。縦バージョン、横バージョン、お姫様抱っこバージョンなどいろいろ頼まれた。
仕事してるときのくせで、ものすごい明るい声で答えてしまった。一人で観光しているときは割と真顔なので驚かれたかもしれない。
少し寂しさを感じていたので、ひさびさに人と話せてよかった。

今日はこれから風呂と寝床を探す。明日は出雲に行こう。

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●残金

財布の中身:3万6363円

預金:312万5640円

物株:25万103円

●コメント
ガム116円、天橋立駐車場1000円、スーパーで食料品1128円で計2244円


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