ブランディングスキル【WEEK8】
今回は、ブランディングスキルについて考えていきます!
このブランディングスキルというものがないと、どんなに優秀なサービスでも商品でも売ることはできない!と、思います。
この記事を最後まで読み終える頃には、あなたはブランディングスキルを取得して、キャリアアップに必要な重要ビジネスベーススキルの一つを確実に得ることができるので、是非最後まで読んでください!
ブランディングスキルの結論
今回のブランディングスキルの結論として、
それは、「商品を売りたいのであれば商品を売るな。」ということです!
またまた、待ってくれ。と、いちばん大切なのは商品やサービスそのものであるだろうと考えた人も多くいると思いますが、大丈夫です!ここから少しずつ噛み砕いて今回の結論の意味を話していきます!
ブランディングって何?
現在、多くの企業では様々な部署に分かれているようにブランディングは非常に重要であると考え、ブランディングはブランディングの単体として考える必要があると思います!
それでは、ブランディングとは簡単にいうとどのようなことか、様々な戦略と分けて考えていきます。
MARKETING:あなたが好きです。
・MARKETINGは、特定の人にスキと伝えることです!
Advertising:好きです、好きです、好きです。
・Advertisingは、不特定多数の人にスキと伝えることです!
PR:あなたが好きみたいよ。
・PRは、自分が相手に伝えるのではなく、他人や第三者が相手にスキと伝えることです!
BRANDING:あなたが好きです。
・BRANDINGは、相手からスキと言われることです!!!
このように、BRANDINGは相手からの好意のもと成り立つものです。この4つの中で唯一自分や第三者から伝えるのではなく、相手から伝えるというように相手から好かれることだと考えてください!
そのためにBRANDINGさえあれば、MARKETINGもAdvertisingもPRもいらないことになります!相手から、好意を持ってきているために100%成功で、商品やサービスを提供することができます。
しかし、多くの企業はブランディング以外の広告やマーケティングに経費をかけているのが現状です。
ブランディングがないと???
世の中の会社は設立して、5億円をこす企業は1.2%であり、5年続く企業の数は1%未満と言われています。
ブランディングがないと、事業の継続は不可能です!そして、負のスパイラルにハマることは間違いない状況になります。
上記のように、ブランディングがない場合の例として、
AとBで価格競争が起こるようになります。次に、価格競争が限界になった時にサービス競争が起こります。実際に商品に繋がるサービス競争が起こり、自社のコストが上がります。そうなると、利益が低下しコストを削減しようとします。最終的には、PRの削減を実施することで、シェアの低下というような、真の「負のスパイラル」にハマってしまいます。
このような状況が起こるために、企業は潰れてしまいます。しかし、ブランディングができている場合では違います!次では、実際にブランディングについて紹介していきます。
ブランディングの4つ
ブランディングが、企業にとって必要なことであることは理解していただけたと思います!ここからは、具体的にブランディングについて紹介していきます。
ブランディングは、大きく分けて4つに分けることができます。
<コーポレートブランディング>
コーポレートブランディングとは、主に会社のブランディングであり、お客様の信頼に繋がる部分です。これは、お客様とどう繋がるかのブランディングです。具体的には、HPやロゴ、代表者などがあります。
皆さん、突然ですがここで問題です!
Googleは、何企業でしょうか???
通常、IT企業やテクノロジー企業だと思うことが多いです。
しかし!!!Googleは広告企業です。
Googleは売上の90%以上が広告収入であり、Googleは広告企業といえます。しかし、Googleは広告企業と言っていることは一度もありません。それは、Googleが広告企業と名言をした場合には自ら広告会社などの多くの競合がいる中に足を踏み込むことで、価格競争に巻き込まれてしまうからです。そのために、広告企業だが広告企業ではないと明言しています。
このように、競合を把握はするものの、競合を作ることは絶対にしてはいけません!
<プロダクトブランディング>
プロダクトブランディングとは、主に商品のブランディングです。これは、何を売るのかのブランディングです。具体的には、価格や材料、雰囲気などがあります。
では、ここでワークショップに入ります。
現状把握:某高級ホテル、Sホテルはカフェラテを販売しようとしています。
数値事実:100人のデブス調査の結果500円の場合には、全員カフェラテを頼む結果が出ています。
数値事実:1500円の場合は高すぎて、誰も頼まないとの結果です。
数値事実:1杯のカフェラテを提供できるのに人経費や仕入原価など全て含めて300円かかります。
この状況の時に、Sホテルは、このカフェラテをいくらで売るべきでしょうか?
このような場合には、簡単に価格を決めることは難しいですが、以下のような図を用いて考えることができます。
ビジネスをする上で、一番重要なことはいくら儲けが出たかの売上ではなく、利益でいくら残したかの部分です。
今回の場合には、1000円でカフェラテを提供した時に一番利益が出ることが明確になっています。それは、
1000円 × 50人 =50,000円 売上
300円 × 50人 =15,000円 経費
利益 50,000円 − 15,000円 =35,000円
このような計算のもと、1000円が適正価格と判断することができました。*1000円以外の価格はみなさん自身で実際に計算をしてみてください。1000円が最適なことがより深く理解できます。
このような、値付けフローをしっかりやることがビジネスをやる上では非常に重要になってきます。デブス調査で100人が買うからと言って500円にするのは間違いということが理解できたと思います!
プロダクトブランディングというのは、500円で売るのではなく、実際に1000円で売ることを実践することです。しかし、世間のカフェの相場は500円。確実に高いと思われてしまう。このような、500円の相場というのはただの相場であることに間違いはないので、1000円で売ることを考えなければいけません。
1000円で売るためには、500円分の付加価値というものをつけなければいけません。これがビジネスの楽しいところだと思います!
例でいうと、ある都内の料亭では牛丼は5000円という値段で提供されていて相場である500円の10倍の値段で牛丼を提供しています。この値段で提供できるのは、わざわざキッチンで行っても良い最後の肉をご飯の上に載せることをお客様の目の前で行うことや、牛丼の肉や米の説明、ストーリーテリングを説明することで付加価値をつけているというような例があります。このようなことをすることで、商品のプロダクトブランディングを行い500円の相場の牛丼を5000円というような価格で提供することができています。
このように相場以上の値段をつけたい場合や、その商品を売りたい場合にはプロダクトブランディングは絶対に必要になってきます!
<マーケティングブランディング>
マーケティングブランディングとは、どう広めるかのブランディングです。具体的には、チャンネルやSNSやターゲットなどです。
では、ここで少し考えてみてください。
1杯 500円のスターバックスのコーヒー
1杯 100円のマクドナルドのコーヒー
これは、単にコーヒーなのに400円も差があります。しかし、私達はスターバックスの500円のコーヒーを時々購入します。それはなぜ購入するでしょうか?
これは、スターバックスというようなブランディングや認知度やおしゃれさなどもあると思いますがここではビジネスの視点で考えていきます。
ここで重要なのは、スターバックスはフランチャイズかフランチャイズではないか?この問題が大切です。
フランチャイズのマクドナルドで店のオーナーの場合には、儲けを考えます。その場合には、価格は変えることができないため、より多く売ることで、回転率を上げることが重要になってきます。回転率を上げるには、座席数を増やすことで1人のスペースが小さいというような結果になります。このような事とすると、1杯500円で売れるコーヒーは100円になってしまうのが結果です。これは、マクドナルドの場合にはノウハウが有るためにできることです。
しかし、これに対抗するような事はしてはいけません。スターバックスはこれを知っていて、スターバックスは直営店で全てを営業しているために席数や儲けファーストではないことです。実際には、ゆったりしてもらうことがファーストのために、広いスペースが取れることで1杯500円のコーヒーが売ることができます。
*スターバックスの直営店情報
このように、マーケティングブランディングも重要であり、ブランディングやステートメントは表面であって、このようなことを作るためにはフランチャイズかフランチャイズではないかという構造が大切です。
<セールスブランディング>
セールスブランディングとは、どう売るかのブランディングです。具体的には、販売方法や顧客選定などがあります。
セールスブランディングでは、商品やサービス以外のもの(付加価値)をPRすることが重要です。商品やサービスを売りたい場合には、商品やサービスをPRをしないことです!
具体的な戦略としては、「YAMAHAピアノ教室戦略」があります。
YAMAHAは、そもそもピアノを売りたかったが、高いもので300万円〜1000万円のピアノがあるために普通はいきなり買うことはないために、まずはピアノ教室を開いてそこでそのピアノを買わせるような戦略を立てたことで、「ヤマハピアノ教室」を始めました。
このような例より、それを売りたければ、その一歩手前のセールスのブランディングが重要になります。いきなり、ピアノは買わないが、ピアノを買わせることでピアノが欲しいと思わせるようにすることです。
まとめ
このようにブランディングスキルというのは、どのような商品やサービスでも非常に重要になってくるスキルで、様々なことに活かせるようなスキルです!
一言で、ブランディングと言っても細分化したときには4つのブランディングがあり、それぞれの視点からのブランディングが大切だとわかりました。
今回は、「ブランディングスキル」ということについて考えてきました。非常に長い記事になってしまいましたが、どうだったでしょうか?ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
次の投稿も楽しみにしていてください!
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