見出し画像

人生に悩みすぎたから、占いに頼ってみた

去年の12月、急に出てきた夫の海外赴任話。
この話が出てから、家族全員で何度も話し合ってきました。「きっと家族全員帯同で現地に行ったほうがいいのだろう」とは思ったものの、子どもは3人中2人が「日本に残りたい」という状態。

私自身も、海外駐在をまったく魅力的に感じられません。私の仕事のこと、引越のこと、VISAのこと……。考えたり問い合わせしたりすると面倒なことが次々に浮かんでくるので、日に日に行きたくない気持ちが強くなっていきました。

冷静になれない私は「いっそのこと、行くか行かないかを占いで決めたい」と思うようになりました。そこで、地元で当たると評判の占い師さんに私の今後を託すことにしました。

結論はあっという間に出た!

私にとって日本で初めての占いです。(考えてみたら、台湾とインドで占ってもらったことがありました)
予約なしで伺ったにもかかわらず、お店に入ると私のために取っておいたのではないかという感じで、占い師さんの目の前1席だけ空いていました。

占い師さんは占う方法を最初に教えてくれましたが、気持ちが高揚していたのでよく覚えていません。生年月日からいろいろと導き出しているようでした。

悩みは夫の海外転勤についていったほうが良いのかどうかということ。

私の悩みを伝えたすぐあと、占い師さんは「家族全員でついていくべきですね」と言いました!
ということで、私のお悩みが6秒で解決してしまいました!!

残りの時間は個別に運勢を見てもらう

子どもと協力中

占い師さんは我が家の家族全員の状況を占い、全員で海外に行ったほうがいい理由を教えてくれました。

私について

本来私は2024年に仕事を頑張るという運勢になっているそうです。このため、私だけを見ると「1年遅れでついていく」のが良いとのこと。しかし、子どものタイミングもあるので、優先すべきは子どものことだと言われました。
2025年に私の運勢は絶頂を迎えるらしいです。このとき私は仕事も絶好調になるとのこと。なので、仕事のことは気にせず旅立っても大丈夫と太鼓判をおしてもらいました。

子ども①

「自分の将来のために海外に行きたいと考えている子ですね」と言われました。
こちらから伝えていないのに、①号自身が常々言っている言葉を占い師さんが口にしたのでびっくり。今回の転勤話が出たときも最初からぶれずに「行きたい」と自分の意見を伝えていたのが①号でした。
実際に海外で勉強をしっかり身に付け、現地になじむそうです。当たってほしい予言でした。

子ども②

現在絶好調なので、きっと引越を嫌がっているでしょうと占い師さん。
そうなんです、子どもの中でもステイを主張していたのは②号でした。
「この子はどこにいっても楽しめます。自分を持っているけれど、すぐに友達を作ってきます」とのこと。あまり人のことを気にせずにサバサバとやっていけるとも言われました。
私も実は1番②号が現地になじんで楽しくやっていくような気がしているので、安心しました。

子ども③

頑固だけど繊細なところがある子ですねと占い師さん。本当にその通りなので驚きました。
「3人のなかで1番気にかけてあげたほうが良いのはこの子です。環境の変化にショックを受けるかもしれません」とのこと。それでも、帯同したほうが良いと言われました。

「この子、お父さんのことが大好きでしょ?相思相愛と出てます。海外生活は大変かもしれないけれど、お父さんが一緒だったら大丈夫。反対にお父さんと離れると精神的にきついと思います」

いつもパパにべったりの③号なので、言い当てられているような感じです。保育園のお友達と小学校に通うのを楽しみにしていて「海外なんて行きたくない!」と言っていたけれど、パパがいればなんとかなるのかな?

占ってもらって見えてきた本来の私の姿


広い世界を見たいとずっと思っていたんだった

「海外に行けばすごく楽になると思いますよ」という占い師さんの言葉が心に響きました。「あなたはもともと海外生活を楽しめるタイプですよ」とも言われました。

そうなんです、私はもともと海外旅行が好きでした。
子どもがいなかったら、あまり考えずに海外行きに乗っかっていたと思います。子どもがいたとしても、初めての海外赴任辞令だったらテンション高く「行きます!」と即答したかもしれません。
しかし、過去2回の海外駐在やコロナ禍での緊急帰国が私にとっては相当つらかったのだと思います。

これまでの駐在生活を振り返ると、子どものことや家のこと、すべてを私が担っている状態でした。
たとえば前回の海外赴任では、着任日3カ月前から夫は引継ぎのため赴任先に出張していました。私は未就園児2人と不安定な小学1年生のお世話をしながら、引越や赴任に必要な手続きを進めていました。今回何かの参考になればと思って当時のことを思い出そうとしているのですが、ほとんど記憶がありません。

駐在中も、夫は多忙を極めていて月の半分は出張でした。子どものインフルエンザ(のちに私もかかる)や私の骨折も、まわりの親切な友人に助けてもらいながらやっと乗り越えた感覚です。

海外駐在はキラキラして見えるかもしれませんが、無報酬で帯同してきた配偶者の汗と涙によって成り立つところが大きいんですよね。

子どもの頃「苦労は人間を大きくする」と聞いたことがあるのですが、私の場合は苦労によってどんどん縮んでいった気がします。守りに入ったというのかもしれません。

占い師さんと話していて、自分は新しい世界に飛び込んでいくことを恐れない人間だったことを思い出しました。そして、少しでも自分の負担が軽くなるように動こうと考え直しました。

時には占いに頼るのもアリだなと思う

私はどちらかというと現実主義で、占いの記事を読んで参考にすることはあっても、個別に相談しようと思ったことはありませんでした。しかし、占い師さんに話したことで背中を押してもらえた気がします。
本来の自分と現在の自分との乖離を知り「自分が不安や負担に感じていることは全部話そう」と思い、占ってもらった当日に夫と話し合いをしました。

私は今まで夫に不満があれば伝えてきたつもりでした。しかし夫はまったくわかっていなかったようです。「そこまで本気だと思わなかった」「そんなふうに思っていたなんて知らなかった」話し合い中もこういった台詞の繰り返しでした。

私の本気度を感じたのか、夫は上司に掛け合って家族と過ごせるような条件を引き出したとのこと。「できるなら早く交渉しろよ!」と思いましたが、夫は張り切って赴任の準備を進めているようです。

占い師さんに相談して「大丈夫」と太鼓判をもらったことで、私のモヤモヤはだいぶ軽減しました。年末からずっと暗い顔をしていたのですが、やっとすっきりした感じです。

さぁ、準備を進めます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?