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「素数ゼミ」というセミの話

みなさま、こんにちは!
今日は「素数ゼミ」というセミについて話していこうと思います!
ちなみに、虫は嫌いな方です!😂

素数ゼミ、だけ聞くと、
なんだそのニッチなゼミは?
となってしまいそうな感じなのですが、

「素数ゼミ」は
「素数の周期で生まれてくる、セミ」のことですね!

◎17年周期、13年周期で大発生!!「素数ゼミ」の謎を日本の研究者が解明した!!
https://tenki.jp/suppl/romisan/2016/08/18/14811.html

この記事に書いてある通りですね、
北アメリカに群生するセミの種類に「周期セミ」というのがいまして、
なぜか「13年」と「17年」周期で生まれてくる種がめっちゃ多いんですね

他の周期の奴らは...?
という感じだと思うのですが、
実はそこに「素数」が関係してくるわけです✨

素数というのは、1より大きい自然数の中で、
1と自分自身しか約数を持たない数字のことです!

素数だと何がいいのか?
他の周期と「かぶりにくい」のです!

ここで、アメリカ北部の場合の周期を見てみましょう。15~18年周期で考えてみます。この中で素数は17です。
15~18年の4種類のセミが出会う周期を見てみると、
・15年ゼミ×16年ゼミ…240年周期
・15年ゼミ×17年ゼミ…255年周期
・15年ゼミ×18年ゼミ… 90年周期
・16年ゼミ×17年ゼミ…272年周期
・16年ゼミ×18年ゼミ…144年周期
・17年ゼミ×18年ゼミ…306年周期
となります。素数が周期の17年ゼミが入ると最小公倍数が大きくなるので、周期年数が違う群れと交雑しにくいことがわかります。
こうして、何万年何十万年も過ぎ、最小公倍数が小さい周期のセミは減っていき、最小公倍数が大きい「素数ゼミ」だけが生き残っていったのです。
(引用:https://tenki.jp/suppl/romisan/2016/08/18/14811.html)

他の周期のセミとかぶればかぶっただけ、
種の間で「交雑」が起こり、
純粋な自分たちの種を残していくことが難しくなります

学問好きな僕としては、
こういった自然現象と学問(数学)がマッチする瞬間が
謎解きみたいでめちゃくちゃ興奮するのです✨

鶏が先か、卵が先か、という話ですが、
「数学」の研究だけ見れば、多くの人にとって
なんの役に立つんだと思わんばかりのものだと思いますが、
こうやって謎の解明に不可欠なんです!
と言えるような気がします🍀

大学研究の中には不要だと言われるものも多いですが、
僕はそうは思っていません💡
本当に不要なら、何千年の歴史の中で
既に淘汰されていると思っているからです

こういう素数ゼミの話なんかを聞くと
数学も面白いなって感じませんか??
授業も書くあるべし、などと傍観者ながら思ってしまいます

以上、辻井からの「学問のすゝめ」でした✨