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情報発信すること

SNSとのかかわり

スマホの普及とともにSNSなど情報発信ツールを利用する人が増えている。自分自身もSNSを利用し始めて数年が経つ。
しかし、用途はもっぱら情報収集で情報発信はすることはない。

情報発信しない理由は、不特定多数に発信したい情報も無いし、発信したい欲求も必要性も無かったから。
それに加えて自己主張や自己表現が苦手という人間性の問題もある。

一般的なサラリーマンに、こういった層は多いのではないだろうか?周囲を見渡してもSNSでガッツリ情報発信している人にお目にかかったことがない。

SNSの力

これまで数十万、数百万のフォロワーを有する著名人や大手メディアをフォローし情報収集をしてきたが、ある時、これまで目に留めなかった数千、数万の小さな集団に気付いた。その小さな集団にはリーダー的存在がいて、小集団の中で大きな影響力を持っていた。
彼らはその影響力を駆使して、人の繋がりを形成し、ビジネスを展開し収益を得ていた。

SNSの持つ本当の力を感じた。
これまでビジネスというステージで自己を主張し、社会も認めてきたものは学歴と職歴だった。
多くの日本人は優秀な大学に入り、大企業や地位の高い職に就くことを望んだ。そうすることで安定と高収入そして地位や名誉が手に入った。

SNSは個人歴とでもいうべきもう一つの評価軸を生み出した。
これは一夜にして生み出されるものではない。情報発信という資産を積み上げ、人との交わりの中で時間をかけて形成されていく。
多くの人が優秀さを認め、思考パターンや行動様式を手本とし、発する情報に集まる。

優秀な人とは?

ビジネスにおいて優秀な人とは、人が欲する価値を生み出し、それを提供し収益を上げられる人だ。
学歴や職歴は、一定の学力や職務遂行能力を保証する指標ではあるがビジネスにおいて優秀かどうかはわからない。

個人歴こそビジネスでの有能さを示す最も客観的な指標ではないだろうか?
誰もがその成果を閲覧することができ、社会がそれをどう評価するのかもわかる。
そこにあるのは個人が築いてきた事実の積み上げである。
今後、人間の新たな評価指標として確実に社会に定着していくことになるだろう。

これからは個の時代といわれる。
有能な個人は遺憾なくその実力を発揮し、広く社会にも認知される。
そこには多くの人とお金が集まり、今まで成立しなかったビジネスが生まれ富が形成される。
逆に大多数の一般人にとっては、組織にすがることは難しくなり、自ら個を示していかないと生活の糧を得ることが難しい時代に入ってきたと感じる。

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