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RTAinJapanOnline2020 解説参加した話(事前準備編)

noteではお久しぶりになってしまいました、こんにちは。前回の更新で一種の燃え尽き症候群になったり、リアルが若干忙しかったなどの言い訳でサボり期間が長くなってしまいましたが、気を取り直して書きたい記事を(無理のない程度に)アップしていきたいと思います。

今回は、8/13~8/16にかけて開催された日本国内最大級のRTAマラソンイベント「RTAinJapanOnline2020」に、解説者として参加したときのお話です。自分なりにこれまでのRTAイベント参加・視聴で得た経験や気付きを活かすべく、事前準備をして本番に臨みました。このnoteを備忘録とすることで今後の自分自身や、同じく今後解説参加される方の参考になればと思っています。

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RTAinJapanOnline2020 解説参加した話(事前準備編)  ※この記事
RTAinJapanOnline2020 解説参加した話(本番当日編)

前置き

一点お断りとして、以下の内容はあくまで私自身がこうすべきだろうと考えた末での結論の一つであり、他のすべての人も同様にこうあるべきと強制を促す意図はありませんのでご了承ください。

参加した作品

TwitchとYoutubeのアーカイブ動画はこちらになります。
※Twitchの方がリアルタイムのチャットも楽しめるのでオススメです。

「実況パワフルプロ野球12決定版」の「シナリオモード Any%RTA」に解説者として参加しました。経緯は本番中にもお話していますが、8月初頭に走者のnapoさんの練習配信中に打診して、負担軽減サポートのため急遽入らせてもらうことになりました。RTAイベントでの解説経験はこれまでにも多少ありましたが、RTAinJapanという大舞台では初めてのことになるのでそれ相応の準備が必要になるだろうと考えました。

事前準備で用意したもの、行ったこと

解説用メモ

まず、担当作品の「パワプロ12決定版」をamazonでポチり(開幕版しか所持していなかったため)、走者のnapoさんに簡単なRTA攻略メモを依頼しました。本当に簡易的な一口メモをお願いしたつもりだったところ、約15KBにも及ぶ詳細攻略テキストを頂いてしまいました。本番直前で書き上げるのは相当大変だったと思いますがおかげさまでとても助かりました、本当にありがとうございました。

ロケハンプレイ

その後注文したソフトが届いたので、本番一週間前の8/9に自身で走ってみました。解説する上でRTA動画の視聴や、実際にプレイ経験を得て予習しておくということはとても重要で、RTA解説請負人ことアジーンさんも解説担当する作品のロケハン配信がイベント前の恒例風景になっている程です。

具体的な利点はパッと挙げて3つあると思います。
・自身のプレイ経験に基づいた正確なゲーム体験の話題を話せるようになる
・走者と自分自身の差を実感することでより走者の凄さを表現可能になる
・各パートの尺が正確に読めるようになる

前者2つはすぐ理解できると思いますが、3つ目が何気に重要だと思っています。RTAイベントにおいてはESTと呼ばれる持ち時間が明確に決められており、基本的にその尺の中で開始前の説明と、RTA開始から完走、完走後の振り返りを行う必要があります。

RTAでは各区間の長短、その中でもスムーズに進みやすい場所、ハマりやすい場所など様々です。そこから解説したい内容、走者が伝えたい話を各パートで用意して喋るわけですが、予め尺がどの程度になるか見積もれるようになれば取捨選択しやすくなります。明らかに尺に収まらなければ話題を厳選しなければいけないですし、逆に余りそうなところでは時間を要するシステム説明や、RTAには直接関係しない茶番などの余興を行うポイントにする判断も出来ます。

限られた時間で余すところなくそのRTAの魅力を伝えるためには、ロケハンプレイやRTA動画による予習は必要不可欠な準備ではないかと思います。

リハーサル

走者のnapoさんと日程調整して8/13にリハーサルを行いました。本番を想定して待機画面からの切り替わり、前説、RTA実演、完走後の振り返りまでの一連の流れを実際当日走っているときのように喋りました。

このときの記録は1時間を少しオーバーするくらいのタイムになり、ESTの55:00を超過していました。普段配信外で練習している様子ではもっとスムーズにプレイできているnapoさんですが、通話形式で話しながらRTAをすることは不慣れなことがだいぶ影響していたように思います。

パワプロ自体、精密な操作が要求されてドット単位のズレで結果が大きく変わりかねない怖さがあるゲームです。今回は特にそうすることはなかったですが、同様に走者の集中力が要求されるゲームでは走者は通話に参加せずプレイに専念し、解説担当者に説明を一任することにしても良いんじゃないかと思います。

このリハーサルで走者としては難所となる部分を再認識し、解説の自分は喋る内容の追加・削除の再検討を行うための情報を得られました。

その後は RTAinJapanOnline2020 の配信を見ながら以下の準備を進めて本番に備えました。

・細かいデータ、茶番ネタなどの追加
雑談ネタに困らないようにゲーム内に登場する選手の情報や記録など、色々と情報収集してメモに追加しました。

また、数日間に及ぶRTAマラソンイベント中には、近年では定番のネタ(サブスク宣伝ネタなど)、その期間中で新しく生まれて浸透するミームなどが出てきます。

必ずしも前に倣えでなんでも取り入れる必要はないと思いますが、個人的にはRTAinJapanコミュニティへのサポートのためにもサブスクアピールは毎回どこかのタイミングで入れたいと考えています。

前説、茶番の発声練習
RTA中の解説事項は要点のメモを見ながらその場で言葉を紡いでいけばいいですが、プレイ前の前説部分や途中に行う茶番部分などは淀みなく行いたいので実際に発声しながら何度も練習しました。

言葉選びがしっくりこないところは修正しながら台本を作り、話すときはタイマーで計測も行っていました。きちんと所要時間を測ることでどのタイミングで入れるのが望ましいか、前説の場合は長すぎはしないか(3分以内が理想)の判断がしやすくなります。

元々喋りが不得手なことは自覚しているので、この練習は本番にも役に立ったと思います。

その他にやっておくと良いこと(9/4追記)

リハーサルは関係者のみでオフレコでするだけでも十分ではあるんですが、より本番のイベントに近い形で出来ればそれに越したことはありません。近年は RTAinJapan 以外のRTAイベントは日々開催されており、それらに参加してみて雰囲気や流れを体感しておくのも良いと思います。

特に、単走形式であれば普段とそう大きく変わらないですが(解説担当の人と喋りながら行う場合はまた別)、レース形式の場合は走者としても解説者としてもレースならではのプレイング、解説を行う必要性が生まれてきます。

そんなRTAレースを気軽に行うために作られた配信チャンネルが、RTA Racing です!ちなみに自分もこちらの裏方としてお手伝いをしています。

RTA Racing については同じく裏方を担当されているアジーンさんのこの記事にて非常に分かりやすく案内されていますので、是非こちらをご覧ください。

事前準備編はここまでで、以下本番当日編へと続きます。

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