自称・カウンセラーがやってることはまるでアキラくんの生き写し

アキラくんは以前、『再生するだけ◯◯』というインチキ動画を投稿していた。

内容は一貫性がなく手当たり次第で、一見してインチキだと分かる

医療法の広告規制を意識して「緩和」という表現に留め、「完治」等の表現は使わない

こんな動画出してる本人が、今では丸々と太っている

この他にも無料で占いをしたりインチキヒーリングをしたり、集ったカモに1ユーレイ11万円で除霊したりもしていた。「AKHヒーラーになりたい人は100万円でなれます」とも。こういう詐欺は昔からある。ということは、いつの時代でも引っかかる人がいるということ。

最近は発達障害の認知度上昇とともに、それに便乗した「発達障害ビジネス」が増えているという。目立ってきたのは「発達障害カウンセラー・発達障害改善コーチ」を名乗る自称専門家の存在。

【自称・発達障害カウンセラーの特徴】

• 数千円で発達障害の親子に遠隔ヒーリングをします

• 勝手に『〇〇協会カウンセラー』と名称をつくって宣伝

• 有名人や医師に「あなたのSNSでシェアしてください」と、リンク先をDMで送ってくる

• 最初に無料カウンセリングを受けさせ、その後に高額のコーチングなど本命商品を購入させるケースも多い

• ひどいものだと勝手に協会をつくり、門下生を募るケースも。『私の認定を受けたら、あなたも私と同じ活動ができます』と勧誘する。ねずみ講そのもの

まさにアキラくんがやっていることと同じで、こういう詐欺って世相によって内容は変わるけどやってることはほぼ一緒。不安を煽る騙し方や論調も変わらない。アキラくんが様々な詐欺を模倣したという見方もできる。

“自称カウンセラー”が増加中？当事者を狙う「発達障害ビジネス」の闇（週刊SPA!） - Yahoo!ニュース

キャッチーな広告にご注意を

どう対処すればいいのか？

どうもできない。
どんな詐欺でも騙される人は一定数いるし、その中で違和感を感じて自ら抜け出せる人もいる。バカは同じような詐欺に騙され続ける。

代替策はある。
自ら騙されに行くのは防げないから、騙そうとするクズを寄せ付けないようにするしかない。例えば。

自分の事を卑下するのを辞める。

自信がない人って詐欺に限らず、「クズ・モラハラ系・寄生系・搾取系」なんかのいいカモ。SNSで自信のなさを書き記したり、メンヘラ気質をあけすけに表現すれば騙そうとするクズが集まってくる。それはリアルな生活でも同じ。身を守る意味でも前向きに生きるという意味でも、虚勢を張るくらいでちょうどいい。

僕自身が「発達障害・双極性障害」と公言しといて何だけど、障害を公にするのも基本的には良くない。クズが寄ってくるから弱みは信頼できる人にだけ打ち明けるべきだ。

マヤさんがnoteに軸足を移したとき、熱心な信者の記事を片っ端から渉猟したけど、見事に「自信のない人・迷っている人・別の何かにハマっていた人」ばかりだった。自分に自信がないから何かに縋り、ある意味で純粋だから騙される。それはマヤさん自身がアキラくんに騙されたこととリンクするかもしれない。

性格は変えられない。
発達障害の気質も消えやしない。
ならば他人に頼るのではなく自分を信じ、少しずつ生活の不便を克服していけばインチキカウンセラーに騙されることもない。クズを寄せ付けないために少しだけ虚勢を張って、前向きに生きれば詐欺を未然に防げる。

心配するフリをして弱みを握り、自分の利益のために使う人もいる。

「親身になって話を聞いてくれる人に相談事を話したら、クラス中に知れ渡っていた」なんて経験がある人は少なくない。クズは自分の情報は渡さず相手の情報だけを聞き出し、自分の利益のために利用する。

アキラくんで言えば、個人情報を集めたことがそれにあたる。

携帯番号やメールアドレスを始め、Tシャツの件では住所も集めていた。ご夫婦が事あるごとに個人情報を集めようとしていたのは、「AKHを辞めたら何かされるかも」という恐怖心を植え付けるため。窃盗団が実行役の個人情報を集めるのと同じ。アンケートなどの個人情報の記入すら気を付けなければならない時代なのだ。

性善説なんて信じない。
さりとて性悪説も信じてない。
僕が信じてるのは「人は環境によって性悪にも性善にもなる」という進化心理学であり、クズが多いところで真人間を探そうとするべきじゃない、という自分の経験則。

何の免許も持たないSNS上の「自称・カウンセラー」は、詐欺である可能性が高い。「再生するだけ◯◯」というインチキ動画を投稿する人間が、詐欺師でないはずがない。当たり前の結論だが、事実を見抜くにはある程度の知識は必要になる。

これからも詐欺は新しく生まれ続けるけど、中身は驚くほど変わらない。騙される方が賢くなるしかない。