余裕があるから人助けできる。


実家のお隣さんはおばあちゃんの独り暮らし。もう40年からの付き合いで、子供の頃から可愛がってもらっている。


今年94歳。身体はしんどそうで目もなかなか見えないけど、まだまだ元気。元学校の先生で頭はしっかりしてる。


実家に冷凍庫を買ったとき「ばあちゃんが急死したら冷やしといたるわ」とブラックジョークをかましたら、「カッカッカッ」と大笑いする笑いの分かるばあちゃんだ。


近くに親族がいないから入院の保証人になったり、ガラケーの使い方のレクチャーをしたりも。


今回はポストの取り付けをお願いされた。



アンカーつけてビスもんだだけ
手紙取り辛いけどこれしかなかった
フレキシブルドライバーが
ないから手回しで疲れた。



屋根のある玄関に取り付けても良かったのに、「郵便屋さんが大変じゃろて」と、門扉の横に設置するのは譲らなかった。真っ先に他利を考える昭和の女性だ。

実家のエアコン撤去のついでに作業したので、ポスト代6000円で良かったけど、2万円渡してくる。さすが昭和一桁生まれだ。


いらんと言っても譲らないから、「1万円でいい」というと、ガソリン代2000円付け足してきた。逆値切り。お世話になってるしお互い様だから工賃なんていらないんだけど、やはり譲らない。


これが昭和の女性だ。
現代の得ばかり求める人間に、爪の垢を煎じて飲ませてあげたい。



ある朝。



庭でグロー吸ってたら、家の前で車が立ち往生していた。女性が「動かなくなりました!」と後ろの車に叫んでる。パニックになったのか、車から降りてオロオロしている。


メーカーはニッサン。おそらくリコールのあったエクストレイルと同じ症状。バックは動く。仕方ないので渋滞してた車を誘導して、バックで家の前まで移動して停めてあげた。


次の日もらった
あれば食べてしまうのでヨガの先生に渡して
生徒さんに配ってもらった



僕がとてもとても優しいのは置いといて、これらの作業は時間があるから、、、ヒマだから出来ること。会社員ならおそらく出来てない。


「東京の人は冷たい」とか言われるが、7割は地方出身だしそんなワケない。なぜそう言われるのかと言うと、東京の方はみな忙しいから。忙しすぎて他人に施してるヒマがない。


優しさや思いやりは
ヒマや余裕がないと与えられない。


昨今、日本が生きづらく感じるのは、みんな金も時間も余裕がないからだ。金があれば時間は買えるから、貧乏国家になってしまったから、と断定しても良さそうだ。


だから声を大にして言いたい。
まずは稼ごう。それか時間を作ろう。
どちらかに余裕がないと一生、這い上がれないし、人を助けられない。何かに追われて生活し続けるハメになる。


余裕持ちたくても年収が上がらないなら、生活レベルを落とすべき。誰しも必要のないものにお金払ってるハズだ。保険、家賃、通信費。。。コツは大きな割合を占める固定費を、バッサリカット出来るかどうかだと思う。


妹の旦那のアメリカ人が来日したときのこと。コンビニの店員さんに向かって男性が怒鳴っていた。事の善悪はどうでもいい。アメリカ人が呟いた。



「アメリカじゃあんなことできない。銃で撃たれるかもしれないからね」


本場の人間が言うと説得力ある。
確かにいなかった。3ヶ月ベガスとかニューヨークをウロウロしたけど、街で怒鳴っている人は一人もいなかった。

余裕がなく生きづらさは感じる日本だけど、まだまだ平和だってことだ。もう戦争のことは忘れて、ガーシー暴露程度のことで大騒ぎ。僕は僕でイタ子で大騒ぎ。


平和バンザイ。
本当、世界に誇れる。

記事の投稿はある人物との裁判費用のためでもあります。サポートして頂ければ幸いです。