誕生日に意味なんてないし、生きる意味だって特にない

僕と姪っ子の誕生日が同じ日で、それはじいちゃんの命日で。妹と姉貴とお袋は月は違うが誕生日が同じ日付けで、義兄の誕生日は9.11で。。。

お袋はよくこうやって誕生日の因果を求める話をするけど、僕は決まって「へぇ」とカラ返事をする。個人的にはたまたまだと思っているし、すでに何度も聞いてる話。

1年を365日と考えたら誕生日がカブるのは偶然とは思えないけど、日は31と月は12しかない。親戚縁者が数十人、偉人の誕生日や歴史の出来事などを含めていけば、日付けが全くカブらない方が難しい。

干潮満潮に関連する、産まれやすい日もある。9月生まれが多いことを逆算すると、仕込みやすい連休や農業の閑散期に重なったりもする。誕生日の関連はやはり、ただの偶然でしかない。

どう考えても因果なんてないから、話のネタとしてワイワイする以上の意味を求めるのは、建設的とは言えない。

みんな意味を考えすぎな気がする。
起こった出来事とか出会った意味とかも。
古典に正解を求めると、どの書物も「出来事って別に意味なんてないよ」と書いてある。

例えば地震が発生する。
大切な方が亡くなる。
残された方は意味を考える。

神様の試練ではないのか。災害への警告ではないのか。あの人が死をもって何かを伝えたかったのではないのか。バチが当たったのではないか。。。etc。。。

違う。意味なんてない。
ただ地震が発生して、人間の科学技術では防げなくて、人が亡くなった。ただそれだけ。

悲しいのは仕方ないがやはり、勝手にネガティブな意味付けして執着してはいけない。どこかで切り替えなければならない。すがってもいけない。意味なんてないのだから、前を向いた方が建設的に決まってる。

まして死者を利用して金を稼ぐなんて、言語道断。死者の大切にしていたものを辱めて金を稼ぐなんて、およそ人の所業ではない。死人に口なしとばかりに好き勝手言われたら、死者も生き返って「勝手に代弁すんな！冒涜もいい加減にせえ！」と説教したいのではなかろうか。

意味を考えすぎるのもどうかと思う。人生や世界はなるようになる。あるがまま自然に任せればある程度、上手く回るようにできている。

「バカの考え休むに似たり」ということわざもある。バカが一所懸命に考えたって、バカな答えしかでない。クズが考えたらクズな答えしかでない。

「自分の選択は間違ってること多いなー」と一度でも感じたことがある人は、周りの意見を素直に聞いて実行してみることをオススメする。その場合の人選は自分に親身になってくれる、自分よりIQが高い人が好ましい。

「生きる意味」なんてあるわけない。

僕らの祖先はもともと海で化学変化した、小さな有機物でしかない。もともとは単細胞の微生物。それが細胞分裂を繰り返して考える能力まで得てしまったけど、どこまでいってもただの哺乳類でしかない。

単細胞の微生物に「生きる意味」があると思うのか、という話。昆虫や鳥の「生きる意味」とはいったい何なのか、という話。

生きること。
遺伝子を後世に残すこと。
命を紡ぐこと。

生きる意味の答えを無理やり求めるならそれは、「生きること」そのものが意味であり目的となる。生物はただ生きればいい。

それでもヒマな人間は考える。
勝ち得た脳みそで生きる意味を後付けするなら、出来るだけ思いやりに溢れたものがいい。ポジティブなものがいい。未来に繋がるものがいい。

まずは生きよう。死んでるヒマなんてない。
誰かのために生きて、仕事をしよう。子供がおらずとも仕事をしていれば、それは誰かの子育ての役に立っている、ということ。

卑怯な金の稼ぎ方をしている人は、他人から金銭を奪っているということ。それは他人の子育てを邪魔している、ということ。人類の敵と言っても過言ではない。誰かの命のバトンを邪魔するということは、何をされたって文句は言えまい。

もし大事になったら、卑怯な金稼ぎをしている2人を引きずり出すつもりでいる。「僕の行動は社会性、公共性のためだった」と訴える。負けようが時間がかかろうが関係ない。それを世間に公表して、あとは世論に委ねるつもりでいる。

選挙も行かない、納税額も少ない僕が社会にできる、唯一の貢献ではないかと勝手に思っている。もうすぐ誕生日を迎える娘のためにも、そうすることが正しいと本能が言っている。やるべき価値があると。

娘と僕の誕生日は3日違いだ。
これも別に、意味なんてない。