強盗犯グループと麻奈の霊感商法グループの内実は全く同じ
オレオレ詐欺グループは、SNS上で実行役や受け子を高額報酬で募って実務を担わせ、指示役はほとんど手を汚さずに報酬を得ることができる。ただし、カモのリストや拠点など準備に金が掛かるし、実行役への演技指導なども要する。
要するに喧伝される被害額の割に指示役の手元に金は残らず、手間が掛かってコスパもタイパも悪い。
そこで誕生したのが昨今の強盗グループ。同じように高額報酬をエサにSNSで実行役を募り、強盗して金を分配する。案件ごとに集まっては解散を繰り返すから、実行役同士は繋がりがなく捜査は難航する。拠点を用意する必要も演技指導も必要なく、オレオレ詐欺より手っ取り早い。失敗したら実行役に報酬を渡さなければいいだけだ。
ふと、疑問がよぎる。
SNSで集められて犯罪を犯すような倫理観の実行役は、なぜ強盗した金を持ち逃げしないのか?
指示役はそこらへんのリスクを恐怖でカバーする。当然、実行役には個人情報や携帯電話番号などを提出させている上に、バックには暴力団やマフィアがいるとちらつかせている。実行役は報復を恐れて言われた通りに動き、強盗した金をおとなしく上納する。
捕まるのは実行役のみで、指示役は次の犯罪ではまた新たな実行役を募ればいいだけ。芋づる式に捜査されることを防ぐため、実行役には横の繋がりや連絡先の交換などを禁じてもいる。バカを見るのは実行役だけであるが、実際に自分の頭で考えることのできないバカばかりが集まっているのだろう。
もし金を持ち逃げされたら指示役はどうするのか?
何もしない。人探しにコストを掛けるくらいなら、新たな犯罪を重ねる方がコスパが良い。それどころか裏切り者の情報を旧知の警察官に渡し、捜査協力することもあるという。いやはや、やってることはさて置き合理的で卒がない。
恐怖で支配して人を思い通りに動かし、連帯を禁じてトラブルを防ぐ。問題が起きたり都合が悪くなると、容赦なく人を切り捨てる。
ふと思う。
麻奈の霊感商法グループと強盗グループの内実は全く同じである。
【麻奈の霊感商法】
募集…信者をSNSで広く募る
恐怖… SNSでの吊し上げ。辞めたら闇落ちするよ。
連帯の禁止…信者同士の交流や他のSNSの閲覧の禁止。
切り捨て…都合の悪い信者は容赦なく排除したり、リーディングのランクを下げたりする。
搾取する側とされる側という関係性のグループは、たいてい似たような構造となりがちだ。当然、麻奈の霊感商法グループも例外ではない。違いと言えば強盗グループは実際に報酬を貰えるが、A◯Hの報酬は実態がないことくらいか。SNSでお手軽に実行役や信者を集められるのは、ネット社会の負の側面言えよう。
「Takum◯」という古参の信者がいる。
もともと麻奈と麻莉のファンであり、実際に交流できて有頂天となっているのが伝わってくる。麻奈に心酔して言われるがまま金を支払い、言われた通りに動く手先。たびたび一緒に食事をしたことがあるようで、嬉しさのあまり麻奈と食事したことを自分のSNSで発信することもあった。
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ポンズケースケの考察日記
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