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【回答】人間ってなんで病むんでしょう?【質問箱】

質問箱に届いた質問に回答する連載、第37回です。今回はタイトルの質問について考えていきたいと思います。

私の考えとしては、人間ひとりが抱えきれるものって思っているよりも少ないんじゃないかなと思います。

大きな事故や病気がなければ100年、あるいはそれ以上生きられる時代で、100年あればいろんな辛いことが起こるだろうし、いろんなことに耐えていかないとな、と無意識のうちに思わされていませんか?私は思わされています。

でも、どんなに普段ポジティブでも、大切な人を失ったら病むだろうし、小石につまずいた程度のことでも、悪いことが立て続けに起こっているときにつまずいたら、その小石ひとつでも病んでしまうかもしれません。

他人に対しても、自分に対しても、心の容量を過大評価している人がものすごく多いんじゃないかなと思います。それは私も含めて。

「これぐらいなら大丈夫でしょ」と思って他人に厳しくあたったり、「これぐらいのことは耐えないと」って自分に言い聞かせたり。

心は目に見えないので、どこまでも広がっていって、とっても大きくて、なんでも耐えれると見誤ってしまいやすいですが、実はしっかり容量が決まっているんじゃないかなと思います。

しかも、その容量が思っているよりもめちゃくちゃ小さいかもしれない。特別に小さい人がいるっていうよりかは、ほとんどの人が容量小さめな気がします。米粒ぐらいが標準サイズかもしれません。なのに、その容量を見ようとせずにぎゅうぎゅうに詰め込もうとする人がたぶん多すぎる。

自分の容量だけでなんとかしようとするのではなくて、周りの人の容量もちょっと借りながらなんとかやってくしかないんじゃないかなと私は思います。弱いから周りに頼ることになるとかじゃなくて、みんな弱いんだから、みんな周りに頼るのが当たり前になったらいいなと思います。

周りの人のなかにも、既に容量いっぱいの人もいて、そういう人には今はちょっとお願いできないかもしれませんが、今ならちょっと空いてるよ!って人を見つけてお願いできるときに頼っていくみたいな。

私の場合で言うと、自分の容量がいっぱいでしんどいときこそ、他人に頼られたり、他人の悩みを聞いたりすることで自分の心が守られる瞬間があります。頼られるって嬉しいです。誰かに頼ることで頼られた人が救われることだってあると思います。

それから、ついさっき痛感したことですが、人って思ったより疲れやすいかもしれないです。

私の職業はライターで、今の実力的には1文字1円で取引をしているのですが、月10万稼ごうと思ったら10万文字書くということです。必死すぎて気が付いたら昼夜逆転していて、常に締め切りに追われるボロボロの漫画家みたいなかんじになっています。

で、さっきWi-Fiの調子がおかしくなってネットが使えなくなったんですよね。どうでもいいことじゃないですか。でも、半泣きでした。

「こんなときにネットも使えないんじゃ締め切り間に合わないよぉ…」「もう諦めようかな…」「ていうか今の生活どうなんだろ、普通の社会人に戻るべきなんだろうか…」とかもう次から次へと溢れてきて、(うわぁ、私弱ってんなぁ、思ってた以上に疲れてんだなぁ)と思ってびっくりしました、自分で。

結局は再起動でWi-Fi復活したんですけど(笑)

何が言いたいかというと、人って思ったより疲れやすくて、疲れてると普段ぜんぜん平気なことでもちょっとしたことで泣きそうになったりするんだなってことです。

心の容量はたぶんみんなめちゃくちゃ小さいし、人の体や心って思ったより疲れやすいし、って考えると、病むのってごく普通のことなんじゃないかなと思います。

周りの人に頼りながら、疲れたら休みながら、ぼちぼちやってくのがいいかもしれません。私は今月めちゃくちゃ好きなバンドのライブに3日連続で行く予定があるので、そこで盛大に休みます。それまでは文字の地獄にいます。連絡とかいろいろ滞っていますが、そういう事情なので返信なくても気にしないでください。盛大なる休み期間にめちゃくちゃ返事します!!!

noteを書いている場合ではないのですが、Wi-Fiに泣かされそうになったので今書こうと思いました(笑)このストレス発散法があって良かったぜ…

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