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正論はナイフ

「正論はナイフ」

僕は、ナイフというよりも、日本刀をイメージしていた。

会社の中で、ずっと磨いていた。

折れないように鍛えて、切れ味を磨いて、相手と、相手の持論を切り裂く。

それが快感だった。

いまは、鍛えた日本刀は、鞘に入れて、背負っている状態。

たまに抜くけど。

ひたすら戯言を言うだけ。

誰にもわかってもらえない戯言を言うだけ。

「真の行いは為すことなく、真の言葉は謂うことなく、真の弓は射ることなし。」

紀昌の言を繰り返す。

原著では「至為は為す無く、至言は言を去り、至射は射ることなし」。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/hikikomori/articles/survival_16.html?fbclid=IwAR0lcOC_1OdI3hTfA0UniUUOfNyHsVUxrOYw7AnFraHzWeBsFKfXJklljFM

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