Houdiniのライセンサーは出来が悪い
「Houdiniのライセンサーは出来が悪い」
濃霧。朝6時の気温は氷点下1.6℃。
濃霧の中、往復2時間のドライブに行ってきた。ほんとうに見えない。田舎の冬は、濃霧に凍結に降雪に積雪に吹雪に地吹雪に・・・と、水と風のマジックの中をドライブすることになる。下手な映画やゲームよりも、ずっとドラマティックだし、本当の危険に実た世界。
さて。
レンダリング専用マシンで、朝から晩までレンダリングしているのだけれど、頻繁に止まって困っている。知らない間に止まっていて、数時間あとに、止まっていたことに気が付く。
昨年、ドル建てのサブスクリプションを、一番円安だった頃に、152円/ドルで買ってしまったのだけれど、レンダリングが止まることで、その高価なサブスクリプションが、無駄になってしまっている。
ライセンサーが、ネットでライセンスを確認しに行って、その高価なサブスクリプションが確認できないことによって、止まる。
Houdiniのライセンサーは、昨年新しいシステムになった。その新しいライセンサーは、なんと、ウェブ・ブラウザを使うシステムになっている。
WindowsのHoudiniライセンサーは、ライセンス確認しようとするときに、なにかコマンドを発行して、ウェブ・ブラウザを起動しようとする。そのときに、Windowsは、ユーザーの許可を求める「はい/いいえ」のダイアログを開く。そして、ここで、レンダリングが止まる。
Windowsマシンはレンダリング専用機なので、レンダリングを開始したら、停止させるときまで、ディスプレイは見ない。なので、このダイアログが出ていることに気づかない。
レンダリングが停止すると、マシンのファンの回転が遅くなって、騒音が小さくなるのだが、今の時期、オフィスでは、ファンヒーターがフル回転しているので、わからない。
Macでは、Windowsのようなダイアログは出ないのだけれど、普段使いのブラウザのSafariが開く。ところが、Houdiniライセンサーは、Safariではライセンスの確認ができない。そして、Safariのタブが、無限に開くことになる。ときどき、気がつくと数十枚のタブが開いている、ということがある。
というようなわけで、Houdiniのライセンス管理システムは、きわめて出来が悪い。しかも、昨年から、不具合を報告しているにも関わらず、SideFXは、改善しようとしない。
困ったものである。
まあ、しようがない。
フルスピードではなく、一旦停止しながらの徐行運転でレンダリングするしかない。
なんくるないさ〜。
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