テオドール・アキメンコ 2つの幻想的素描(スケッチ) 作品33
「テオドール・アキメンコ 2つの幻想的素描(スケッチ) 作品33」
テオドール・アキメンコさんの「2つの幻想的素描(スケッチ) 作品33」を弾いた。原題はフランス語で「2 Esquisses fantastiques」。
2曲ともに標題があって、次の通り。
1 妖精の花
2 レース(編み)
1907年の曲らしいけれど、聴いてわかる通り、前衛的な曲。ミニマルミュージックのハシリ、と言う感じもする。
1曲目の「妖精の花」は、たぶん、現実には存在しないと思われるので、想像力を膨らませて聴くことになるのだろう、と思う。
2曲目の「レース」は、レース編みの、美しい紋様とか、パターンとかを表現しているのだろうか。
ピアノロールを見ると、視覚的にレース編みを表現しているんじゃないか、と思ってしまう。ピアノロールは、こんなことになっている。
音的には、そんなに難しいことはない。ただ、演奏者にとっては、つまらないエチュードを弾いているような感じで、弾いていて楽しい感じはないかもしれない。
ということは、どれだけ想像力を膨らませるかどうか、というところが、鍵になるかもしれない。まさに、fantastiques!。
さらに、音楽としてだけ聴いていると、なんだかわけのわからないつまらない感じかもしれないが、映像と合わせると、おそらく、効果音楽的に、威力を発揮するんじゃないかと思ったりもしている。
そんなこんなで、作曲された当時としては、新しい音楽だったかもしれない。
初見の初弾の初聴ということで、とにかく弾いたぞ、というところ。
テオドール・アキメンコ 2つの幻想的素描(スケッチ) 作品33
#Україна #ウクライナ
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