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青山ゆみこ『元気じゃないけど、悪くない』読書会に参加

大阪の北摂地域に行ったのはいつぶりだろう?
「北摂」って、旧国制の摂津国北部のこと。だから、豊中市、吹田市、箕面市、川西市、池田市などなど。兵庫県でいえば宝塚市なども入る。
以前行ったのは、箕面に紅葉を見に行った20歳の頃。かなり昔である。紅葉の天ぷらを食べたことは記憶しているのだが、当時の光景をほとんど覚えていない。

まあ、そんなものだろう。
人生の折り返し点を過ぎると、過去の思い出が朧気にしか感じられなくなることもある。
新しいことを覚えるのが苦行に感じられる時もある。
大した不調という訳でもないが、不定愁訴を感じる時もある。
だからといって仕事や遊びは普通にこなすのだが、野球に例えるとベテラン投手が変化球主体で凌ぐようなもの。最近の自分は、まさにベテラン投手のピッチングのように「元気じゃないけど、悪くない」状態で毎日生きているのである。

そんな時、関西を中心に活動されている編集・ライターの青山ゆみこさんの著書『元気じゃないけど、悪くない』(ミシマ社)を手に取った。
カバーイラストは『ツレがうつになりまして』の原作者・細川貂々さん。
読み進めると、50歳前後の「わたしの心と身体の変化」についての記載に、腑に落ちる点が多かったのだ。

読書会があるとのことで、勇気をふるって参加することとした。
場所は北摂地域の大阪府池田市。
僧侶で宗教学者の釈徹宗先生が住職を務める、如来寺の近く。「ふるえる書庫」という、釈先生の蔵書も置かれた書庫である。古民家を改装した雰囲気も素敵。
池田市は造園業が盛んな土地で、木々や盆栽などが多く見られる。如来寺は山の中腹にあり、市中ながら自然豊か。
自然豊かで、蔵書に囲まれた雰囲気が、読書会の会場としてもってこいに感じた。

読書会の内容の詳細は差し控えるが、これからの人生の後半生、自分という既知だが未知の存在と、どうやって折り合いをつけていくか。このことについて深く思いを致した。

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