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歯肉癌 #9 術後補助治療の日々

扁平上皮癌と最終診断されたオットの術後補助治療は、標準のガイドライン通りに行われることになりました。
33日間(土日除く平日のみ)の放射線照射と、6回に分けた抗がん剤(シスプラチン)週1回低用量投与による、化学療法です。

事前に何度も説明をいただきました。口腔外科の主治医先生からはもちろん、放射線科の先生そして看護師さん、通院治療センターの看護師さん等々。。。
もちろん、副作用は一番ひどい状態を伝えなければいけないのは理解できますが、、、実際どのレベルで落ち着くのか分からない分、やはり怖いものです。極力平常心で聞くように心がけていました。

たくさんある副作用の中で一番怖かったのが、味覚がなくなること。
次に心配だったのが、放射線によりプレート部分に炎症が発生すること。
ピンポイントで照射するので、後頭部の毛髪が抜ける可能性があります、と幾度となく言われましたが、、、「あ、大丈夫です。もともとないので(笑)」と、看護師さんの笑いを誘ってました。…はい!オットは立派なスキンヘッドです。

2023/4/10(月)から始まった放射線は、5/29(月)に終わりました。間にGWを挟んでの1か月半、長かった~~~(>_<)
照射自体はほんの5分程度。あっという間です。

抗がん剤は、4/12,21,28,5/8,19,26と計6回。
初回の投与時は、念のため様子を見ましょうということで、4/11~14入院しました。初回は副作用もなく、のんびりした入院生活だったそうです。
2回目以降は、通院治療センターで、1回の投与に約3.5時間。こちらは、待ち時間がとにかく長くて。。。病院の図書コーナーが私の居場所になりました。

当初、目立った副作用もなく進んだ化学療法ですが、、、
放射線14回目、抗がん剤3回目の4/28頃から、少し出始めました。帰宅してから疲れたように寝てしまうことが増え、食事もしづらくなっている様子。
放射線17回目の5/3、口内炎が出始め、皮膚の赤みも強くなってきました。
放射線22回目の5/12、味覚が落ちてきたかも?とのこと。食事中、舌が疲れるとのことで、工夫が必要になってきました。
放射線27回目の5/21、いよいよ舌が痺れてきたとのこと。食事にとても時間がかかるようになりました。
それでも騙し騙し走り抜けた全33回、5/29ラストdayには、ようやく終わったとバンザーイしましたが、、、ついにこの夜から、全く食べられなくなったのです。

飲み物すらほとんど飲み込めなくなり、プリンも2時間眺めてるだけで食べ終われず。「痛くなったら来てくださいね」と先生言ってたよーと、病院行きをすすめる私に、「痛いんじゃない、痺れてるんだ。次の診察は明後日6/1、それまで様子をみるよ」と。つくづく我慢強い頑固者です(^-^;
人間、2~3日食べなくても死なないかーと、腹をくくりました。

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