映画10 「シチリアーノ 裏切りの美学」
1980年代に起こったイタリアにおけるマフィアの大量逮捕劇を描いた作品。R15にビクビクしていたが思ったよりは刺激弱目で助かった。イタリア怖い。以下ネタバレあるかも。
正直展開が分かりづらかった。イタリア人を見慣れてないので区別がつきづらいってのもあった。まぁでも大筋としては捕まっちゃったマフィアの小ボスが、家族とか誇りを守ろうとライバルグループの連中をめっちゃチクるって感じでしょうか。実際にはそんなチャチな感じの話ではなかったけど。
タイトルにある「裏切りの美学」という点だが、どの辺に美学があったのか。主人公ブシェッタはブラジルに逃げるし、ブラジルで捕まってから自殺も図るし(自殺って分かりづらかったけど)、イタリアに帰ってからもすぐには調書に応じなかった。しかしそこでファルコーネ判事に出会う。ファルコーネ判事に共感?したみたいだけどなんでそこまで共感したのかよくわからなかった。アメリカで観察されてる家族との電話の後に調書に応じ始めるけどそのきっかけもちょっと分かりづらい。私の理解力不足なのか。
まぁいずれにせよ、ブシェッタの供述のお陰で200人を超える大量の悪人を捕らえることができたことは、一般市民にとってとても良いことだっただろう。期待していた話の流れではなかったけど、イタリアの裁判の様子とかも見れて面白かったかな。
★★★⭐︎⭐︎
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