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【ゆったりしたお金持ち】⑤特別定額給付金の使途

 2020年に新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策として、国民1人当たり10万円が支給された特別定額給付金を覚えていますでしょうか。

 「この10万円を何に使いましたか?」

 このような問いかけに対し即答してくれるのは「ゆったりしたお金持ち」が圧倒的に多いです。

 つまり、何にいくら使ったのかを確実に覚えているということです。

 一方、「お金が貯まらない」といつも嘆いている人は何に使ったか覚えていないケースが多いです。

 しかも、何に使ったか覚えていない派の人たちの多くが共通して「知らないうちに無くなっていた。」と言っていたのが印象的です。

 このあたりが、お金に対する距離感の違いなのかもしれないと思います。


 特別定額給付金というのは、自分が働いて手にしたお金ではありません。つまり、不労所得ということになります。また、年金のように支給されることがあらかじめ分かっていたものではなく、まさに緊急に特別に給付された収入なわけです。

 このような臨時収入に対するお金のとらえ方は人それぞれです。

 何も考えずに、パーッと使っちゃったという人はまだいいです。

 なぜなら、パーッと使ったという意識があるからです。

 しかし、知らない間に無くなっていたという人は普段からお財布に、あるいは通帳の残高にお金があれば使い、無くなれば出費を抑えるという生活をしてしまっている可能性が高いです。

 お金を計画的に使用していないため、お金の管理もあいまいで貯蓄もなかなか思うようにできないということになるわけです。


 ところで、給付金は使わずに貯蓄に回したという人もいると思います。

 これは、一見手堅い感じを受けますが、ゆったりしたお金持ちの行動とは異なります。

 ゆったりしたお金持ちは、貯めるよりも意義のあることに使うということを重視していたようです。

 経済を回すということにも着目していたのでしょうね。

 特に不労収入の場合、自分が何か苦労をしているわけではないのだから、とにかく使うことを念頭に置いていたようで、その使い道についてしっかり考えていた傾向があると感じました。

 
 貯めるのに適しているお金、使うのに適しているお金など、お金の分類もしっかりできているのでしょうね。


 

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