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【ゆったりしたお金持ち-51】暮らしの音に、気を配る 

 ゆったりしたお金持ちは品のある人が多いです。裕福だから人をそうさせるのか、品のある行いをすることで金運に恵まれたのかは定かではありません。

 ただ、そのような人たちの行いを見習うことはとても有意義であるような気がします。

 先日、私が感心したのは暮らしの音に配慮するという話を聞いたときです。

 普段生活をしていると何気ないことで音がします。それらは、人を喜ばせるものもあれば不快にさせるものもあるので、気を付けなければならないということです。

 騒音が他人の迷惑になることは周知のことですので、わざと騒音を立てるような人は少ないと思います。ただ、知らず知らずのうちに自分がたてた音が他人には耳障りになってしまうこともあるので、その辺も気を付けましょうという話でした。

 例えば、ドアの開閉ひとつにしても、バタンと大きな音をたててしまうと、その場にいる人を驚かせてしまうことがあります。そんなつもりは無いのに、不機嫌なのかしらと心配させてしまうこともあります。

 ちょっとした動作でも極力不快な音がたってしまわないように心配りをすることができると、音以外のことでもさりげなく他人を気遣うことができるようになるということでした。これこそ、ゆとりの極意だなと思いました。

 歩くときの音、グラスをテーブルに置くときの音、引き出しの出し入れの音など、少し気を付けるだけで柔らかな音に変換させることができます。

思いやりのひとつですね。

 自分の動作を振り返りつつ、日常の中の音にもよく耳を傾けようと思いました。

 そういえば、海外に行くと日本語は美しいと言われることがあります。抑揚が少ないからなのでしょうか、発声の仕方や発音が滑らかだからでしょうか、日本語を話さない人からも耳障りが良いということを言われたことがあります。

 日本人は礼儀正しいと言われるときと同様に、日本語はとても美しいですねと言われると日本人として誇らしくなります。

 そのような文化を大切にすることも自分の品を良くすることに繋がるのかもしれませんね。

 品の良さを心がけることで、物を大切に扱う習慣が付き、色々な道具が長持ちしてくれることでしょう。結果として、買い替える回数も減り、出費を抑える役目を果たしてくれるのかもしれません。


 


 


 

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