見出し画像

自分の中の凪を辿って

4月30日の朝、目を覚ますと見慣れない天井に少し動揺する。そういえば昨日ふと思い立って一人でビジネスホテルに泊まっていたのでした。
宮崎にいながら宮崎のビジネスホテルに泊まるという贅沢。数ヶ月に一回のぼくの一番の楽しみ。
ホテルに着いたら、どこか飲みにいくでもなく、とにかく部屋にこもる。

どんなにだらしない姿でも、誰かに怒られることもないので、まずはパンツ一丁になる。
ベッドの上で数回飛んでみるけど、少し我に返ってなんとなくテレビをつける。
テレビではプロのゲーマーが今まで隠していたこととして、大学院でダンスのゲームについて研究していたことを暴露していた。ただ暴露としては「まあ、知らんがな。」と思いつつ、ホテルの中にある温泉へと向かう。

サウナと水風呂のルーティーンを4回きめた。完全に整ったため、部屋で本を読んでいるうちにすぐに寝落ちしてしまった。

今日は朝から最高で、ホテルの朝食バイキングでは朝から好きなだけエビチリを食べた。
家に帰って少し仮眠をとって、特に買う予定もないかわいい食器を見に行った。
部屋の鏡が割れたので、新しいのを買い行ったら、かわいい姿見が半額で売られていたので買った。
そのあと服を買って、本を2冊買って、たまたま半田さんとばったりあって少し世間話をして、星乃珈琲店に入って、買った本をいま読んでいる。

本当に最高の休み。
この休みは本と漫画をたくさん読んで、映画を観て、粘土をこねると決めています。
初日から中々いいスタートだと思う。

話は変わるけど、昨日ホテルでラッコの生態について少し調べてみた。
眠る時は仲間と手を繋ぐし、一度お気に入りの石を決めたら、ずっとそれを使うらしい。
もし無くしたら、次理想の石に出会うまで満足に食事できなくなるって書いてあった。
たまらなく愛おしい。

色々みていると飼育員のおじさんの肩を大切な石でたたいたり、そのおじさんに預けている記事を見つけた。
そんなに大切な石を預けられるほどの、おじさんとラッコの関係性を想像したら少し泣けてきた。

ぼくにはぼくに、大切な石を預けてくれるような人はいるんだろうか。
ぼくの大切な石を預かってくれる人はいるんだろうか。
そもそも大切な石は見つけられてるんだろうか。
...「まあ、知らんがな。」だわなぁ〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?