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サラリーマンが研究所を創ってみた話

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サラリーマンの私が、バイオ系の研究所を創って所長になってみた話。 研究者丨技術者丨エンジニア丨博士丨技術士丨起業丨パラレルキャリア丨副業丨新しい働き方丨ライフスタイル丨バイオ丨生…
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#博士

コラム#6. 博士号の取りやすさ(課程博士・ラボ選び)

 課程博士を無事に所定年数(修士課程を除いて通常3年)で終えられるかは、本人の能力もさることながら、学術論文必要数とラボのアクティビティーに大きく依存すると言えます。  規定年数を1年くらいなら超過してしまっても良いという方は、ざっと見積もっても400万円から1億円の損失を許容するという意味であることを理解してください。 ### 1年の損失の内訳・働くのが1年遅くなる(入るはずだった1年の年収が入らず、退職金が減る。)・希望職種に就職できる可能性が50%程度減少、生涯年収

技術士ラボの強みとは?_サラリーマンが研究所を創ってみた_#4.Materials and Methods (2)

 前回まで、「子供の頃の知的好奇心の延長線上にサラリーマンがバイオ系の研究所を創ってみたら、知的好奇心を満たしただけでなく、知識や人脈を広げ、収入もアップし、新しい研究者像を確立できそうな気がしている!」という話をしました。また、「ラボづくりのお勧めの方法は、公的機関に登録されたラボ(事務所の甲板)が貰える技術士の資格を取得すること」だとお伝えしました。気になる方は是非そちらも読んでくださいね。 技術士ラボの強みとは? さて、普通研究所というと、博士というイメージがあります