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サラリーマンが研究所を創ってみた話

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サラリーマンの私が、バイオ系の研究所を創って所長になってみた話。 研究者丨技術者丨エンジニア丨博士丨技術士丨起業丨パラレルキャリア丨副業丨新しい働き方丨ライフスタイル丨バイオ丨生…
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記事一覧

研究費コンシェルジュの視座_#3/自分で払う・研究で稼ぐ

 ポンヌフです。平均的なアカデミア以上の研究費を扱えている一般人です。このNoteマガジン(シリーズ)では、研究費のやりくりに関する裏技(方法論のレビュー)や知られていない真実を扱っています。#3では、自分で払うこと、ならびに研究で稼ぐ仕組みについて、ご紹介します。 自分で払う 研究費がとれたかどうかに一喜一憂するよりも、自分でお金を稼いで、それを研究につぎ込んだらどうでしょうか?  もし、「えっ?何を馬鹿なことを」と思った方がいらっしゃったら、その理由を教えてください。

仕事雑感#2 研究費の申請と審査

 様々なサイエンスワークをしていますポンヌフです。今回は、私の研究所でしている研究費の申請と審査の仕事について雑感です。  研究所を開業以来、さまざまな先生の研究費の申請支援や、審査の仕事を進めて来ました。ありがたいもので、知り合いの先生や、学会で議論した先生から、依頼を頂いています。  一応、企業にも務めているので、さける時間には限りがありますので、僭越ながら基準を作っています。 ①自分の能力を高める経験ができる②研究自体が余暇より面白い③個人として社会に専門家として

研究所(リアルな秘密基地)を作る_サラリーマンが研究所を創ってみた_#5_Mate-Metho (3)_建物編

Materials and Method (How);建物編 これまで、研究所を創るメリット、研究所を創る最善の方法について、述べてきました。興味のある方は下記の記事をご確認頂けましたら幸いです。今回は、Materials and Method 建設編としまして、実際の建物の設置についてノウハウをまとめてみました。 自宅兼研究所という選択肢 研究所を建てるなんていう選択肢は、一般的なサラリーマンは、考えもしない選択肢でしょう。しかし、サラリーマンであっても、本気で研究所をや

コラム#6. 博士号の取りやすさ(課程博士・ラボ選び)

 課程博士を無事に所定年数(修士課程を除いて通常3年)で終えられるかは、本人の能力もさることながら、学術論文必要数とラボのアクティビティーに大きく依存すると言えます。  規定年数を1年くらいなら超過してしまっても良いという方は、ざっと見積もっても400万円から1億円の損失を許容するという意味であることを理解してください。 ### 1年の損失の内訳・働くのが1年遅くなる(入るはずだった1年の年収が入らず、退職金が減る。)・希望職種に就職できる可能性が50%程度減少、生涯年収

技術士(生物工学部門)の第一次試験突破マニュアル

 このNoteでは、ポンヌフの技術士(生物工学部門)取得までの体験に基づき、効率的な勉強方法を議論します。さらに、統計的な解析から、考察を深めます。受験を考えている方の参考になれば、幸いです。試験情報のベースは、令和2年度ものです。受験の際は、必ず最新の情報を日本技術士会のホームページでご確認ください。  なお、この記事は第一次試験について扱います。第二次試験の情報は別にまとめていますので、下記を参照ください。 1.試験通過のメリット 私が考える試験通過のメリットは、①ネ

¥300

技術士ラボの強みとは?_サラリーマンが研究所を創ってみた_#4.Materials and Methods (2)

 前回まで、「子供の頃の知的好奇心の延長線上にサラリーマンがバイオ系の研究所を創ってみたら、知的好奇心を満たしただけでなく、知識や人脈を広げ、収入もアップし、新しい研究者像を確立できそうな気がしている!」という話をしました。また、「ラボづくりのお勧めの方法は、公的機関に登録されたラボ(事務所の甲板)が貰える技術士の資格を取得すること」だとお伝えしました。気になる方は是非そちらも読んでくださいね。 技術士ラボの強みとは? さて、普通研究所というと、博士というイメージがあります

コラム#4. 個人が代表を務める技術士事務所はいつ作られている?

 技術士登録時に事務所を作る必要があり、①自分で作る、②勤務する会社を事務所にする、③他社を事務所にする、の3択であることをお伝えしましたが、①を選んだ方はどのようなタイミングで開業されているのでしょうか?  きちんと統計を取る必要がありますが、技術士事務所として若くして独立されている方はごく少数で、基本は会社員をリタイアした後で開業されるケースが多いと理解しています。生涯、技術者として、仕事を続けられるという意味で、リタイアした後の開業は意義があると思います。ただ、準備な

コラム#3. 技術士事務所の名称

 以前、理系のエンジニア資格の最高峰である、技術士を取得すると、自身が技術士を名乗れるようになるというメリットに加えて、事務所や研究所など、公的機関に登録を受けた看板をGETできるという話をしました。詳しくは下記の記事を読んでみてください。  通常、技術士事務所の名称は、”〇〇技術士事務所”(〇〇には苗字が入ります)という形式が基本になります。ポンヌフは、研究所の名称を使いましたが、これは結構珍しいケースなのかもしれません。試しにGoogleで検索すると、”技術士事務所”は

コラム#2. 研究所を創った後の周囲の反応

 子供の頃のサイエンスに対するワクワクする気持ちを持ち続けたいと公的機関に登録されたバイオ系の研究所を創ってみたサラリーマンの私ですが、当初「研究所を創って所長になるぞ!」という話を周囲に漏らしたときの周囲の反応は、「(笑)」という感じで、人によっては「現実を見なさい。」とたしなめられたこともあります。そりゃ、そうですよ。そういう奇天烈な話は、大体実現しないのが良くある話ですから。しかし、今、それが実現し、多くの方が研究所の噂を聞きつけて依頼してくださり、うまくいくようになる

資格を取ったらラボが貰える!?_サラリーマンが研究所を創ってみた_#3.Materials and Methods (1)

さぁ、研究所を創りましょう 子供の頃の知的好奇心の延長線上に自分の研究所を創ろう!と思った新人サラリーマンが、いろいろ作戦を練ってバイオ系の研究所を創ってみたら、知的好奇心を満たしただけでなく、仕事にやりがいを見いだし、知識や人脈を広げ、収入までアップし、新しい研究者像を確立できそうな気がしている!という話をしました。気になる方は是非そちらも読んでくださいね。  いよいよこのNoteでは、実際に研究所を作り、経済的にも精神的にも自由な研究活動を行うために、私が実践したノウハ

サラリーマンが研究所を創ってみた_#2.Results

Results: 研究所を創ってみた結果 情報収集と熟考の末、ポンヌフはとある方法を思いつきます。その方法は後でじっくり説明するとして、新入社員の頃から準備を進め、5年以上かかって、念願の研究所をOpenしました。  前述の通り、私が研究所を創ろうと思ったきっかけは、「秘密基地みたいでかっこいいから」という単純な理由でした。しかし、実際に研究所を創ってみると、多くのメリットがあることがわかりました。 1.キャリアアンカーを満たす 2.知識・人脈が広がる 3.収入が増え、節税

サラリーマンが研究所を創ってみた_#1.Introduction

Introduction ( Why? ) : なぜ研究所を創りたいのか?自分の研究所が欲しいと思ったことはありませんか?  YESと心の中で回答された方は、おそらく「有名な研究所において、沢山の部下を抱えて社会的な地位を得たい!」というのではなく、単に「かっこよさそうだから」という、少年少女の頃のサイエンスへの憧れの気持ち、謂わば「秘密基地を持ちたい!」の延長線上にあるのではないでしょうか?  私も最初は同じ動機でした。普通のサラリーマンだった私が、自分の研究所を創って