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【助産師直伝】バースプランの書き方

はじめに

こんにちは、助産師のくるみです。今日はバースプランについての記事を書いていこうと思います。バースプランについては多くの人に知ってもらいたいので、ジュース1本分の値段で公開したいと思います。

妊娠したての方、これからバースプランを書くよという方は、ぜひ読んでいってください。

バースプランって何?

皆さん、バースプランというものはご存知ですか?

バースプランとは、直訳すると「自分のお産についての計画」です。つまり、自分がどんなお産にしていきたいか、お産の時にをしたいか、と過ごしたいか・・・など、"自分のお産をどんなものにしようー!!!"という計画を立てるものになります。

ここで、バースプランってなぜ必要なの?という疑問を持つ方がいらっしゃると思うので、バースプランを立てる意味について解説していきます。

お産は誰がするもの?

こういう計画って、自分が全力で楽しみたい事だったり、まだやったことがなくてちょっぴり不安な事がある時に立てたりしませんか?

例えば、行ったことがない国への海外旅行を思い浮かべてみてください。その国にはどんな観光地があって、どんな人たちがいて、どんなことが楽しめるのか?をまず調べますよね。でもそれだけじゃなくて、夜になるとこのエリアはちょっと危ないんだなとか、カジノにはまりすぎない様に気をつけよう、だったりとか、心得ておきたい事も調べる方が多いかなと思います。

このバースプランも同じようなイメージです。お産という、"未知の体験への旅"の計画を立てるんです。そこでどんなことを楽しみたいか、どんなことを心得て臨みたいかを整理しておくことで、旅を満喫することができます。

その旅のお供をさせて頂くのが、私たち助産師です。私たちはママ・パパたちが立てたプランへの同行者となり、必要な時にサポートする存在となります。お産の主役はあくまでママ・パパです。お産の間、スポットライトはママたちに当たっています。この"主役感"こそ重要なんです。

"私のお産"という意識

お産において、特にママが"主役感"を持つことはとても重要です。特に意識をしていなければ、気づいていたら生まれていた、という状況も生み出せるからなんです。

日本は周産期医療がとても充実しています。赤ちゃんやママがお産でなくなるという事はとても珍しいことになりました。だからこそ、"私が産むんだ!!"という意識を持ちづらくなっているのかもしれません。

ただ、"お産を乗り越えた”という経験はママのこれからの育児生活にとって、とっても大事なんです。

育児生活は思っている以上に壁にぶつかる事があります。子どもという1人の人間を育てる経験の中には、「どうしてうまくいかないんだろう?」という気持ちを抱く日もでてきます。

その時に、「わたしがダメなママだからじゃないか?」と思ってしまう日もあります。でもそうではないんです。だってどんなママも、命をかけてお産を乗り越えてきたんです。それはとってもすごい事なんです。

それを思い出させてくれるのが、"お産を乗り越えた"という体験なんですよね。だからママが"私が私のお産を乗り切るんだ"という主役感を持つことが大事になってきます。

それに、プランを立てて、自分ごととして何かをやっていくのって、楽しいじゃないですか。だって自分の人生なんだもん。

特にお産なんて一生にそう何度もある体験じゃないですから、よりスペシャルに過ごすためにどうしたらいいか、是非考えてみてください。

バースプランの立て方

バースプランの大切さがわかっていただけたかと思いますので、次に具体的なプランの立て方に入っていきます。

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