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「お天道様」

「お天道様に恥ずかしくないようにせんにゃあいけんよ。」

と明治生まれの祖母に幼少期に言われながら育てられました。

日本人の宗教観というか道徳感には、いい意味での「恥」の文化が根底にあるのではないでしょうか? 誰に見られていなくても恥ずかしくないように自分を律する。それが結果的には「潔さ」にも繋がる。

そこには周囲の目、評価、評判は無縁です。

落とした財布がそのまま戻って来る。多くの海外では信じられないとニュースになったことを耳にすると日本人の一人としても誇りを覚えます。

道徳観や常識は時代背景によっても左右されます。
そこで大切になってくるのが「志」だと思います。

人としてどうあるべきか?
世の中に役に立つ人になるには何をするべきか?

それを突き詰めていくと何の為に生を受けて産まれて来たのだろう?ということがふと頭をよぎります。

歩みたい「道」を見つけれることは幸せなことです。
その歩みが、誰も見ていなくてもお天道様に恥ずることなく堂々と歩んでいく。

VUCAの時代という言葉がもてはやされました。今はSDGsでしょうか?その双方とも突き詰めていけば、お天道様に恥ずかしくない生き方に解決の糸口があると思います。

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