見出し画像

民芸福田ではりみとの出会い

ふらっとまちへ。

香川県民は、高松の中心街のことを「まち」と言う。
私は、まちをぶらぶらすること、通称「まちぶら」が好きで、高校生の頃から時間がある時は一人でまちぶらをしていた。

当時は、ガラケーからスマホに変わる時代で(高校1年の時はガラケーだった)、Googleマップなんかの存在も知らず、今や当たり前になっているお店の情報をインスタで得るなんてこともなかった。

当てもなく、ふらっと歩いて良さそうなお店を発見する。

お店の扉を開けるのにドキドキ。
店員さん気付いてくれるかなとドキドキ。
店員さんに挨拶を返すのにもドキドキ。
何も買わずにお店から出る時は、申し訳ないと思う気持ちよりも、万引きしてると思われたらどうしようなんて考えてしまってドキドキ。

そんなドキドキは得意ではないのだけれども、
ときめく雑貨に出会ったり、店主さんが素敵な方だったり、
大通りから1本入った通りで、こじんまりしたかわいいお店を見つけたり。

目的はなくても、新たな発見やときめきに出会えるから、まちぶらは楽しい。

でもでも今回は、お目当てあってのまちぶら。
ずっと気になっていた民芸福田さんへ。

素敵な店構え

中に足を踏み入れると、うつわやかご、讃岐現具などの民芸品が床から天井まで、素敵に飾ってあり、思わず店内をぐるりと見渡した。
高価なものが売ってあるものだと思っていたが、お手頃価格のものもあり、あれも欲しい、これも欲しい、と物欲メーターが上がっていく。

と、ここで、以前から欲しかった「はりみ」を発見。

はりみとは、和紙に柿渋を塗って作られる昔ながらのちりとりのこと。
柿渋は防虫・除虫効果があり、静電気が起きないため、集めたホコリがまとわりつかず、ゴミ箱に捨てやすい。
はりみをグッと押さえつけることで、湾曲部分が床と真っ直ぐに接地して、ちりを取りやすいことなど、店員さんに教えてもらう。

実際おうちで使ってみると、説明の通り!
細かいちりも残らずはりみに入り、集めたちりは、スーッとはりみの上を滑り、ゴミ箱に捨てやすい。(今までのプラスチックのちりとりは、なかなかゴミ箱に落ちず少しストレス感じてた)

はりみ(小)ちょこっとのちり取りに使い勝手が良い

はりみの他にもエプロン(肩紐太め、かぶるタイプ、シンプル無地デザイン)を購入。

どちらも買って大正解。
日々の暮らしのちょっとしたストレスがなくなって、ちょっといい気分。

自分を機嫌よくしてくれるものと出会えた、民芸福田さんお目当てのまちぶら。
また、ふらっと訪れたいお店だなあ。

紙袋も素敵可愛い



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?