ちょっとゾッとした話

私の亡き母は時々「天皇陛下万歳!」と叫んでいました。
戦争が終わって30年程経っても叫んでいました。

母は終戦時7歳でした。
東京大空襲の生き残りです。

多感な時期に刷り込まれた価値観の怖さを
母を通して身近で感じて育ちました。

「天皇陛下万歳!」
と母が叫んでいる姿は異様でした。

小さい頃は天皇家が嫌いでした。
なんだか気持ち悪かったのです。

成長するにつれて
嫌悪感は薄れ

なんだかそれほど悪い人たちではなさそうだぞ、と思うようになり

興味と同情が沸いてきました。

あの方達も人間ですから個人個人では色々あるのでしょうけど、
こちらに流されてくる情報は
「どうも民の事を思ってくれているようだぞ」
と、つい思ってしまうものばかりな気がします。

その「上の人」と「民」という図式も本能的には気持ち悪さを感じるのですけど。

「上の人」に理想を押し付け過ぎな気がして。

その分自分たちのあからさまな姿を自覚する事を免除されているようなもんじゃないですか。

まぁそれはそれとして。

そんな事をぼんやりと思っていると

つい比較してしまうのが

政治家・・・。

産めとか働けとか言われても反発心しか感じない。

自分の事を大事に思ってくれていない事があからさまにわかる相手を
大事にしようなんて思わないじゃないですか。

そこが

情報操作されてるんだろうけど
天皇家との違いが激しくて。

このままうまく誘導されてしまったら
うっかりすると

「民の事を思いやってくれている天皇陛下のためなら」

って思ってしまいそう。


え!?

なにこれ!?


うわーーーーー・・・・・・。

怖い怖い。


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