自分が生まれた日
「今日が誕生日である。」
ということをパソコンに教えてもらった。
昔のように、
「明日は誕生日だ。」
「あと⚪︎⚪︎時間で⚪︎歳になる!」
なんて、カウントダウン的なワクワクした時間を過ごせるわけでもなく、
ただただ、
教えられて「あっ、、、」
と気付くような⚪︎⚪︎歳の誕生日。
歳が変わる前の時間、ベッドに倒れるようにうつ伏せになって思っていたことは、
ただただ、「一刻も早く寝たい」
という日常の一コマ。
朝から家族全員お寝坊して、バタバタで、
誰も「おめでとう」と言ってくれないのが
あまりにも切なすぎて、
子に思わず
「誰もママにおめでとうって言ってくれない」
と、囁いた。
子は、ニコーッとして、
「あ」
と一瞬の間の後、
「ママおめでとう!」
と、満面の笑みをくれた。
おこりんぼ癖のある子の笑みは、
なんかいいぞと、心に沁みた。
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