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【Let's家呑み】今更ハイボールにハマったアラフォーの入門おつまみレシピ④『贖罪の大葉チキン』


健康を心配する気はあるのか

~前回のあらすじ~
 缶詰料理って手軽で最高!!

さすがに怒られた

 調子に乗って好きな料理のレシピを書き、ドヤ顔で家族に「こんな記事を書いたんだけど、どう!?」と見せてみたところ。
「アンタ、健康診断で引っ掛かったのに全然健康に気を使ってないじゃない」
 と、あまりにもな正論でカウンターパンチを喰らってしまった。

ならば健康的なレシピを書こうじゃないの

 悔しいが、その通りである。私がやったことといえば、ビールからハイボールへと酒の種類を変えたことぐらい。食べる量や品目はあまり変わっていない。

 というより、前々回の餃子レシピの際に「ハイボールには脂が合う!」などと大声で言ってしまっている。私はアホなのか?アホなのだろう。

 ロクな反論もできず、「ぐぬぬ……」と情けない声しか発することができなかった。いやしかし、私だってまったく健康的な料理ができないワケではないのだ。

「――よし。脂質の少ない鶏ムネ肉で、ツマミを作ろう」

贖罪の大葉ダレでさっぱりチキン

材料

・鶏ムネ肉 1枚(約200g)
・料理酒 大さじ3
・砂糖 大さじ1
・塩 小さじ1
・片栗粉 大さじ1

<タレ>
・大葉 10枚~(好きなだけ)
・オリーブオイル 20mL
・酢 10mL
・醤油 20mL
・砂糖 小さじ1
・玉ねぎ 1/4個
・ニンニク 1欠片(チューブなら3cmくらい)
・(あれば)味の素 3振り
 

作り方

①鶏ムネ肉に皮がついている場合、剥いて外しておく。脂質を気にしない人は、フライパンで焼いておつまみにしてもOK!
ひと口サイズになるように、肉を削ぎ切りにしていく。肉の繊維を断ち切るようにして切ると、加熱しても柔らかく感じやすいので、分かる人はチャレンジ♪

②ボウルなどの容器に①の鶏ムネ肉を入れ、酒大さじ3、砂糖大さじ1、塩小さじ1を加えて揉み込んでおく。冷蔵庫に入れ、10分~30分ほど寝かせる。

③鍋に水を入れ、火をかけて沸騰させる。

④タレを仕込んでいく。液体が入る容器にオリーブオイル・酢・醤油・砂糖を分量通りに入れる。玉ねぎ、ニンニクをすりおろし、大葉はみじん切りにして加える。味の素を3振り入れて、よくかき混ぜればタレは完成。

⑤冷蔵庫から②の鶏ムネ肉を取り出し、片栗粉大さじ1を混ぜて馴染ませる。
沸騰したお湯の中に鶏ムネ肉を入れ、1分ほど茹でていく。

⑥火が通ったらザルにあけ、水気を切る。皿に盛り付け、④のタレをかけたら完成!

実食

 さぁ、料理は完成した。冷めないうちに、ちゃっちゃとハイボールを作っていく。最近は慣れたもので、目分量でウイスキーの量を調節できるようになってきた(雑になってきたともいう)。


匂いだけで唾液が出てくる!

 大葉をカットしていた時から、独特の香りがキッチンを漂っている。昔はこの匂いが苦手だったのだが、いつの間にか好きになっていた。これも大人になった証拠だろうか。
 ちなみに香りには食欲促進成分、大葉本体にはベータカロテンなどの栄養が含まれているらしい。ビタミンB2も豊富で、不足しがちな酒飲みにはピッタリの食材である。

 そんな大葉がたっぷり入った特製タレがかかった鶏ムネ肉をさっそく頂こう。

 箸で摘まんでみれば、プルプルとした鶏肉が踊っている。落とさないように口へ運び、ひと思いに噛み締める。

 ――うまい。

 今回は砂糖などで下処理をした上で、片栗粉で水晶鶏風に仕上げたので、実にしっとりとした食感だ。
 そして風味豊かな大葉が口の中いっぱいに広がる。甘酸っぱいタレも食欲をそそって、唾液がとめどなく出てくる。

 余韻に浸る間もなく、私はハイボールのジョッキへと手を伸ばし、グイっと呷る。

 うぅむ、最高だ。

 辛い、しょっぱいなどにもハイボールは最高の相性を見せてくれたが、酸味にも合うのか。そういえばレモンハイボールなど、果実系の入ったハイボールがあるのだから、合わないわけがない。今度スーパーでレモンを見掛けたら買ってみよう。

 こうしている間も、鶏ムネ肉を食べる手は止まらない。もも肉などと比べても脂身が少ないため、胃が何の抵抗もなく受け付けてくれる。
 罪悪感も少ないし、これは最高のツマミだ。

 気づけばあっという間に皿は空になってしまった。
 ちょっとだけ食べたり無いので、サラダで胃袋を満たそうか。

 余ったタレをちぎったキャベツにかけて食べてみる。うん、これも良いな。というより、なんにでも合う万能タレかもしれない。

「肉汁たっぷりのハンバーグにかけても、サッパリ食べられそうで良いな……」
 決めた。明日はハンバーグにしよう。そんなことを考えながら、ハイボール生活の夜は更けていくのであった。

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