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相手に自信を与える人の3つの条件に気付いた話

今回は私の大学時代の経験から相手に自信を与える人の3つの条件と、自分は本気で応援する人になれることに気付いた話です。

国家試験当日、緊張と不安でいっぱいの同級生に求められて「私はあなたが頑張っていることを知っている。頑張った人が受かる試験なんだからあなたは受かるよ」と言ったことがあります。

その同級生は、無事に合格しました。
もちろん彼女の努力の賜物だけど、私の言葉は彼女のメンタルに少なからず影響を与えていたと思います。

その時の出来事から、相手に自信を与えるためには

  • 私との間に信頼関係があること

  • 私の努力や成果を相手が知っていること

  • 私が相手の努力や成果を知っていること

この3つの条件があることに気付きました。

今回はそんなお話です。

前提、看護師国家試験に受からなければただの人

看護師国家試験についてめっちゃ簡単に触れておきます。
大前提として「看護師」を名乗って働くためには、看護師国家試験に受かって看護師免許を取得しなければなりません。

学生時代の苦労が水の泡になる可能性もあるので、看護学生は先生から「国家試験に受からなければただの人です」と脅されるくらい、学生生活で一番重要な1日なのです。

合格基準など細かい話はありますが、端的に言えば合格点に達していればみんな合格。
国家試験は定員制ではないのです。

とにかく看護師国家試験の合格が全てで、看護学生が死に物狂いで勉強していることが伝われば今回の話はOKです。

試験勉強はやればやるだけ合格できるとしか思えない

家や地元の図書館などでは怠けてしまうので、私は大学の図書館や教室で1日勉強していました。
大学に行けば同じような考えの子がいるし、友人と教え合いながら一緒に勉強できるのもよかったです。

ちなみに私の学力はTHE平均。
高得点も取らないけど単位を落として留年するほどでもない、平々凡々な学生でした。
むしろ私より勉強していない子の方が普通に良い点をとっていましたね。

試験勉強は繰り返し過去問を解いたり模試を受けることで、成果が目に見えます。
成果と自信は比例し、勉強すればするほど合格する未来がイメージできました。
模試の結果が悪くても努力は蓄積されているので、落ち込むことはあまりなかったですね。

それなりの勉強量をしていたので、受かるとしか思っていなかったです。
大学受験の時も絶対受かると確信していたので、受験メンタルは強いと思います。

試験当日「私はあなたの頑張りを知っている」と同級生に自信を与える

国家試験は2月にあるので、雪などで交通機関が遅延しては一大事。
なのでクラスの中で希望者20人くらいは同じホテルに前泊し、バスも手配していました。

国家試験当日にホテルの朝食をみんなで食べていたとき、緊張していた子が「いつものやつ言ってほしい」と私に言ってきたので、

「わたしは〇〇ちゃんが大学にきて勉強しているのを知ってるよ。頑張ってきたのをみてたもん。だから受かるよ。
国家試験は頑張った人が受かる試験だから、落ちるわけがないよ。」

と我ながらあっけらかんと話しました。

その子は「ありがとう!大丈夫な気がしてきた!」と笑顔になり、周りで聞いていた子も笑顔になったのを覚えています。
私としては「気がするんじゃなくて、大丈夫なんだってば!」という気持ちでしたけど(^^;)

この時の私は周りを励まそう!とか、士気を上げよう!とかは考えていませんでした。
私もみんなもマジで受かると思ってたので。

結果、彼、彼女たちは合格しました。
今や立派な看護師として働いているでしょう。

受験メンタルが強いのは、私に自信を与えてくれる人がいたから

大学受験の時もそこそこメンタル強かったのですが、今回の試験ではさらに影響を与えた人がいました。

それは当時お付き合いしていた人。
私以上のメンタルおばけで、私が勉強の話をすると当たり前のように「受かるから大丈夫だよ」と言ってました。

身近な人に努力を認めてもらえたことは、私にとっても大きな自信に繋がっていたんですね。

私の言葉に力があった3つの条件

何かに真剣になっている時「大丈夫だよ」とあっさり言われた時の反応は2つあるのではないでしょうか?

1つは今回のように、自分の自信に繋がる場合。
もう1つは「いやいや、そんな簡単に言わないで!」と逆に不安になったりイライラしてしまう場合。

今回の実体験から、相手に自信を与えられる人は以下の3つを満たしている人だと思います。

1つ目は私との間に信頼関係があること
2つ目は私の努力や成果を相手が知っていること
3つ目は私が相手の努力や成果を知っていること

私がお付き合いしていた人の言葉がストンと心の中に落ちてきていたのは、相手がこの3つを満たしていたから。
その子にとっても私の言葉がストンと落ちてきたのは、きっと私がその子にとってこの3つを満たしていたからじゃないかな。

①私との間に信頼関係がある

信頼関係がなければ何を言っても響かないのは当然です。
特別な影響がない平々凡々な私の場合、相手との信頼関係はとても大事ですよね。
いくら私が素晴らしくて熱い思いがあっても、初対面の人には1ミリも届かないでしょう。

今私のブログを初めて読んでいるあなたに、私の言葉がストンと落ちてこないのは当然なのです。
「お前いったい誰だよ?偉そうに」と思いましたよね?
そういうことです。(傷つくので思ってもコメントには残さないでくださいね)

私とその子には4年間苦楽を共にしたという信頼関係がすでにありました。
逆に初めて会う人とは、時間や回数を重ねて信頼関係を築いていく必要がありますね。
お前誰だよと思ったあなたは、気が向いたら私のことを知っていただけると嬉しいです。

②私の努力や成果を相手が知っている

私の努力を相手が知らなければ、「いやいや、何もしてないお前に言われたって何にも響かんわ。まずはお前が頑張れよ」ってなりませんか?

ですが私は朝から夕方までずーっと大学で勉強していました。
バイトもしてたし飲み会をしたり怠けることもあったけど、オン・オフを分けて勉強モードの時はしっかりやるタイプです。

そんな私は周りから「頑張っている人」に見えていたと思います。
自分よりもたくさん努力している人に「大丈夫」と言われると、説得力が生まれます。
トップアスリートの言葉が響くのは、その人たちが結果を出しているからですね。

「自分なんか全然だめだ…。私の気持ちなんて分からないクセに楽観的に言わないで…」とマイナス思考になってしまう人には響かないかもしれないですが。
そういう人には③が重要です。

③私が相手の努力や成果を知っている

試験勉強をして「絶対受かるよ!」、恋人の写真を見せて「いい人そう!」、飲み会に誘って「行けたら行くよ!」

相手の表情や声色で「あ、この人本心で言ってないな…」って気づくことはありませんか?
特に②で触れたようなマイナス思考な人や相手の気持ちに敏感な人には、中途半端な気持ちは通用しません。

相手がどう受け取るかの前にどれだけ本気で相手を信じているかによって、少なくともこちら側の気持ちに嘘はなくなるでしょう。
こちらが本気で信じてあげれば、私の言葉や表情や声色となって相手に伝わるんじゃないかな?

そして、私は4年間の信頼関係の中でその子がどれだけ頑張る人か、真剣に向き合っているか、どの程度の成績なのかを知っていました。
その子が頑張れる人であることを知っているからこそ受かるという確信がもて、嘘のない言葉として伝えられたのです。

そもそも私より成績いいですからね、その子…。

私は誰かを本気で応援できる人になれる

初対面の人を応援しろといわれても、その人の夢も努力も性格も見えなくては簡単に応援できません。
でも相手をよく知れば応援できます。当たり前なんですけどね。

物事を楽観的に考える傾向がある私は、「〇〇だったらどうしよう…」「あの人に比べて自分は…」という考えをあまりしません。
だから余計なことを考えずに、単純に相手を見て応援ができるんです。

特に学生の頃はかなりその傾向が強く、学生時代は大きな挫折をした経験はありません。
失敗したことはありますがポジティブに変換してしまうので、振り返った時にマイナスなイメージとして残らないんですよね。

社会人になっていじめ、パワハラ、努力してもどうにもならない絶望感、将来への不安感、自分は何もできない人間だという無力感などを味わいました。
学生時代に耐性がない分ダメージが大き過ぎて、当時は地獄を生きている感覚でしたね。

今では辛い人の気持ちがわかるし、現状から抜け出せないもどかしさも分かります。

ただのポジティブ娘から人間として一皮むけた私は、相手の気持ちを受け入れた上で相手を応援できるようになりました。

私はあなた以上に、あなたに自信があります。
最後に意味が分からないことを言いましたね。笑

実際私に相談をしてくれる人がいますが、私の方がその人が上手くいく、大丈夫という確信があるんです。
あぁ、また伝わらない言い方をしている気がする。笑
伝われ、この思い。

今回は相手に自信を与える為に必要な3つの条件についてのお話でした。

今回のお話に興味を持っていただいた方、③にもありましたが私のことを知ってくれると嬉しいです。
プロフィール記事はこちら↓↓

では次のお話もどうぞよろしくお願いします。


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